ファイナンシャル・プランニングと倫理

FPとは A ライフプランニングと資金計画

FPとはなにか?

相談者の人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を、一緒に考え、サポートする専門家 である

Financeとは?

FPとは、Financial Planningの意味と、Financial Plannerの意味と2通りのとらえ方があるかと思います。Planningは計画すること、Plannerは計画する人という意味になりそうですね。

それでは、Financialとはどういう意味でしょうか?FinancialはFinanceの形容詞ですので、Financeの意味を理解できれば良さそうです。Financeとは金融、財務、財政などの意味があり、広義に、資金の出し入れおよび資金繰りのことを表すようです。

したがって、家計におけるファイナンスとは、家計の収支管理ということになりそうです。

家計簿だけではだめ?

では家計簿をつけて収支管理していればそれでいいのでしょうか? 家計簿をつける際にも、毎月の予算を決めているかとは思います。では、その予算はどのように決めているのでしょうか?過去の実績を基に、これくらいかかる、これくらい貯金したいという程度の決め方になっているのではないでしょうか?

この予算決めを、各家庭の夢に合わせて設計していくのがFPのお仕事となります。

皆さんにも、将来の夢として

  • 地方でいいので、おおきな家にゆったり住みたい
  • 都心のタワーマンションで暮らしたい
  • 早めにリタイヤして海外で生活したい

などなど、人それぞれの望む生活スタイルがあるかと思います。これをライフデザインといいます。無計画に生活していて、ライフデザインを実現するのはまず不可能でしょう。実現するため、あるいは少しでも近づけるためには、しっかりと計画を立て、現状を把握し、差を埋めていくように日々努力する必要があります。目標とするライフデザインを実現するための計画のことをライフプランといいます。

このライフデザインを実現するためのライフプランの策定には、単純な収入(給料)と支出(生活費等)だけを見ていては不十分なのです。

FPの必要性

人生の中には様々なイベント(自宅の購入、結婚、出産、子の就学、退職など)があるとともに、残念ながら多くのリスク(怪我、病気、家族の介護、家族の死亡など)を抱えています。これらのイベントをどのようにしたいか?というライフデザインと、万が一のリスクが発生した際に、どれだけ目標から遠ざからないようにするか?というリスク管理を考慮した総合的な計画が必要となります。このような作業を行うには貯蓄、資産運用、年金、税金、ローン、保険、介護、相続などと非常に多岐にわたる広い知識が必要となるため、そのような知識を持つ専門家が必要となってきたのです。それがファイナンシャル・プランナーなのです。

FPの倫理

  • 顧客利益の優先
  • 守秘義務の遵守

FPの業務を遂行するにあたり、顧客からの信頼を得ることが非常に重要になります。

信頼できないFPには、場合によっては少し恥ずかしいような夢を語ったりすることはできないですよね。
話した内容が第三者に筒抜けだったら、あまり詳しい情報を出したくなくなりますよね。
FPが儲けるためだけの保険や金融商品を紹介されても買う気にならないですよね。

FPは、顧客の信頼を得るためにも前述の「顧客利益の優先」「守秘義務の順守」を最低限かつ重要な倫理観として持ち続ける必要があります。

CFP®認定者の倫理原則

「CFP®認定者の倫理原則」は、 各国・地域のCFP®認定者が実務を提供する場合に、順守しなければならない倫理基準 であり、2008年に国際CFP組織FPSB、FPSB加盟組織が認証したものです。

8つの原則はすべて、「顧客第一:顧客の利益を最優先させなければならない」という第1原則を包含し、第2原則以降の7つの原則は、最も重要な第1原則が表わす理想を具体化したものとなっています。 前述の最低限の倫理観ももちろん含まれますが、FPとして活躍するためには下記の倫理原則を念頭に活動を継続することが求められます。

第1原則「顧客第一」

顧客の利益を最優先させなければならない。

第2原則「誠実性」

誠実性をもって専門的サービスを提供しなければならない。

第3原則「客観性」

客観的に専門的サービスを提供しなければならない。

第4原則「公平性」

専門家としてのすべての関係において、公平で道理をわきまえていなければならない。また、利益相反を開示し、管理しなければならない。

第5原則「専門家意識」

専門家としての模範的な態度で行動しなければならない。

第6原則「専門的力量」

専門的力量に満ちたサービスを提供するために、必要な能力、スキル及び知識を維持しなければならない。

第7原則「秘密保持」

顧客のすべての情報を保護しなければならない。

第8原則「勤勉性」

勤勉性をもって専門的サービスを提供しなければならない。

ファイナンシャル・プランニングと倫理「まとめ」

当記事では、FPとはなにか?FPに求められる倫理とは何か?を学びました。
なかなか厳しい倫理感が求められているような気もしますが、顧客から信頼を得るためには、必要かつ、当然のような観点ばかりかと思います。税制などは毎年のように何らかの変更があったりするので、継続的な学習が必要で、一回学んだらおしまい。というものではないので、関連情報をしっかりとキャッチアップしていく必要もありますね。

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