2021年の11月から節税を目的とした不動産経営を始めてみました。
まずは、2021年の結果として、どのような結果となったかご報告します。
当初の目論見
まずは、不動産営業の提案内容を再確認します。
年収890万円と仮定して、 毎月の持ち出し(家賃収入からローン返済や管理費等の経費を差し委引いた額)は1万円程度で、還付される税金は70万円程度との目論見で提示されていました。
実際の不動産経営としての収支
さて、実際の収支ですが、赤字になってしまっています。。。
まずは、不動産経営を始めるために切った身銭を整理します。
不動産購入手付金 ・・・ -20万円
次いで、不動産経営における収支を整理します。月間での収支はこのようにほぼトントンです。
家賃収入 ・・・ +34万円
ローン返済 ・・・ -30万円
管理費等 ・・・ -3万円
確定申告の結果
不動産経営では大きな減価償却を活用して税負担を減らすことができるのが魅力の一つです。
さて、結果どの程度の効果が出たのでしょう。
2021年の年収ですが、サラリーマンとしての年収額は880万円となりました。
減価償却費および、ローンの返済利息や管理費等の経費をサラリーマンの給与収入から控除することができます。今年の不動産経営の赤字額は272万円となりました。
この結果、納税する所得税額が、33万円(源泉徴収済み)から5万円にまで下がりました。差額として28万円が後日、還付されることになりました。
また、所得が減ることにより、所得税のみでなく住民税も減額されます。2021年の住民税は30万円だったのですが、2022年度の住民税は12万円となり18万円の差が出ました(これは今後引かれる額なので還付されるタイプではない)。
ワンルームマンション経営一年目の結果まとめ
月々の家賃収入と、ローン返済および管理費等は収支トントンなので、結果としては、不動産取得時に身銭を切った手付金の20万円のみで、所得税28万円、住民税18万円の計46万円がお得になったことになります。
2022年は不動産取得税や固定資産税がのっかってくるので、これより収支は悪化することが予想されます。。。
いろんなブログでも言われている通り、ワンルーム区分所有での不動産経営はあまり割の良いものではないというのを実感しつつあります。
何とか、収支トントンくらいで続けられれば良いのですが、、また2年目のまとめも報告いたします。