目に優しく、電子書籍端末としてよく使われる電子ペーパーですが、そのスマホ型モデルが登場しました。最初は見送る予定だったのですが、結局購入してしまったので、その経緯と、実機のレビューをしたいと思います。
Boox Palmaとは
Boox Palmaは、E-ink電子ペーパーを使った端末を多数リリースしているBoox社の最新モデルです。従来のタブレット型と異なった細長のスマホ型のディスプレイを搭載しているのが特徴です。
そのスタイルが目を引きますが、それ以上に期待しているのが、そのスペックです。同じ6インチサイズのディスプレイを搭載した最新の6インチタブレットのBoox Page、私が愛用しているBoox Leafとスペック比較してみます。
Palma | Leaf | Page | |
発売日 | 2023年9月 | 2021年11月 | 2023年7月 |
価格 | \46,800 | ¥32,800 | ¥25,800 |
ディスプレイ | 6.13インチ | 7インチ | 6インチ |
CPU | クアルコム8Core | クアルコム8Core | クアルコム8Core |
メモリ | 6GB | 2GB | 3GB |
ストレージ | 128GB | 32GB | 32GB |
サイズ | 159×80×8㎜ | 165.6×130.8×5.95㎜ | 156 x 137 x 6.0 ㎜ |
重量 | 170g | 170g | 195g |
Boox Palmaに期待すること
スペックで大きく違うのがメモリとストレージ。Palmaには、メモリが6G、ストレージは128GBにまでスペックアップされています。それに応じて価格も大きく上がってしまっていますが、Leafを使っていて大きな不満がメモリ不足によると思われる動作の遅さやアプリの異常終了です。
Booxシリーズの端末はAndroidを搭載しており、Google Playから自由にアプリをインストールできます。これにより、KindleやKoboなど複数の電子書籍アプリで本を読めるほか、LINEマンガや、ジャンプ+などマンガアプリを入れてマンガを楽しむこともできます。
しかし、Leafでマンガアプリを使っていると、動作がもっさりしており我慢強く使う必要があり、またアプリが異常終了してしまうことも、ままあります。
コンパクトなサイズで、十分なメモリを積んできたPalmaは、この面で期待をしています。
次に気になるのは、Palmaの画面サイズです。従来のタブレット端末とは異なるスマホ型の縦長サイズ。Leafとは異なった使い方になりそうです。間違いなく、マンガを読むには適していないと感じます。
かといって、単体で通信できないのでスマホの代替にはならなさそう。スマホの使用時間を減らすような使い道になりそうです。
スマホでよく利用するアプリでPalma(白黒ディスプレイ)でも、使えそうなのはテキストがメインのもで、Chromeでの調べものや、X(旧Twitter)で投稿を眺めたり、メールの確認・返信等には使えそうかなと思っています。一方で、ChromeやXでも、文字だけでなく、画像を見ることも多々あるので、これらにPalmaがどこまで耐えられるかが懸念点でもあります。
あとは、持ち歩きしやすいサイズになったため、移動時にAmazon Kindleアプリ等を使っての読書をすることが増えることも期待していたりします。
Boox Palmaにインストールしたアプリ
Google Chrome
X(旧Twitter)
Gmail
Amazon Kindle
LINEマンガ
以上のアプリを入れて、スマホの利用時間を減らせるか様子を見ていきたいと思います。
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