第三分野の保険

B リスク管理

生命保険会社、損害保険会社からそれぞれ販売されている第三分野の保険には以下のようなものがあります。

特定(三大)疾病補償保険

がん・急性心筋梗塞、脳卒中に罹患し、所定の状態になった場合に、生前に死亡保険金と同額の保険金(特定疾病保険金)が支払われる保険です。特定疾病保険金を受け取る前に死亡または高度障害になった場合は、死亡保険金が支払われます。

リビングニーズ特約

余命6か月以内と医師に診断された場合に、死亡保険金の全部または一部が生前に前払請求できる特約のことです。余命6か月以内であればその原因は問われず、特約を付与する保険料は無料です。

医療保険

病気や怪我による入院や所定の手術などに対して保険金や給付金が支払われる保険です。

一定の期間以上、入院した場合に入院給付金が支払われますが、この期間のことを免責期間といい、免責期間が短くなるほど保険料が高くなります。

また1入院あたり60日または120日の限度日数が設定されているものが一般的です。

がん保険

がんに罹患した場合に、診断給付金、入院給付金、手術給付金、通院給付金等が支払われる保険です。

契約から3か月または90日の待期期間(免責期間)があるのが一般的で、この期間中にがんと診断されると保険契約が無効とされます。

がん保険における入院給付金は初日から支払い日数無制限で支払われるものが一般的です。

介護保険

所定の介護状態になり、その状態が一定期間継続した時にあらかじめ定めた額の介護保険金が支払われる保険です。保険金の支払事由となる要介護状態の認定は、各保険会社の基準で行われるものと、公的介護保険の要介護認定に連動するものがあります。

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