節税のみを目的とした不動産投資(ワンルーム)の結果(4年目)|取得税ゼロでもマイナスに

2021年から始めた、サラリーマンの節税目的のワンルームマンション投資。4年目となる2024年の結果をご報告します。

これまでの結果は、こうでした。

  • 1年目(2021年):+8万円
  • 2年目(2022年):−4万円
  • 3年目(2023年):約−25万円

2年目は「マイナスになったのは不動産取得税のせい」と楽観していましたが、3年目は自分で買い増したせいで、また取得税がかかってしまいました。

2024年は買い増しをしていないので、取得税のかからない初めての年です。今度こそ、2年目の仮説の答え合わせができそうです。。。

▼1年目の結果:節税のみを目的とした不動産投資(ワンルーム)の結果(1年目)
▼2年目の結果:節税のみを目的とした不動産投資(ワンルーム)の結果(2年目)
▼3年目の結果:節税のみを目的とした不動産投資(ワンルーム)の結果(3年目)|累計でもマイナスに

2024年は4室のまま。取得税のかからない初めての年

2024年は買い増しも売却もせず、4室のまま1年を過ごしました。

物件取得時期
物件A2021年10月
物件B2021年10月
物件C2022年7月
物件D2023年3月

4室がそろって丸1年を過ごすのも、今年が初めてです。

2024年に出ていったお金は71.8万円

毎月の持ち出し:約3.3万円/月

家賃収入から、ローンの返済と管理費などを差し引くと、毎月約3.3万円が手元から出ていきました。年間では約39.4万円です。

1年分を並べてみると、構造がよく分かります。

  • 家賃収入:約493万円
  • ローン返済:約488万円
  • 建物管理費・修繕積立金:約37.7万円
  • 管理代行手数料・振込手数料:約5.2万円

家賃収入とローン返済がほぼ同じ額で、管理費などの分がそのまま持ち出しになっている形です。2024年は空室も修繕もなく、臨時の出費はありませんでした。

固定資産税:29.8万円

4室分の合計で約29.8万円です。3年目は物件Dの分がかかっていませんでしたが、今年から物件Dの約8.4万円が加わりました。

地震保険:約2.6万円

出ていったお金の合計

項目金額
毎月の持ち出し(約3.3万円×12か月)約39.4万円
不動産取得税0円
固定資産税約29.8万円
地震保険約2.6万円
合計約71.8万円

取得税がなくなった分、3年目の約100.8万円よりは、だいぶ減りました。

税金で戻ってきたお金は約47.6万円

所得税:約18.1万円

2024年は単身赴任が終わって手当がなくなり、給与収入は855万円と、前年より100万円ほど下がりました。

それに合わせて、源泉徴収された所得税も約18.1万円まで減りました(3年目は約48万円)。確定申告で今年も所得税はほぼ0円になり、約18.1万円が戻ってきました。

なお、2024年は定額減税があった年です。減税額は、納税者本人と同一生計配偶者・扶養親族1人につき、所得税3万円・住民税1万円でした。所得税は、2024年6月から給与の源泉徴収税額から差し引かれる形で減税されました。そのため、源泉徴収額の18.1万円には、定額減税の影響も含まれています。

住民税:約29.5万円

2024年度の住民税は、年5,300円でした。7月に5,300円が天引きされただけで、ほかの月は0円です。

2024年度の住民税は、定額減税の関係で6月分が徴収されず、7月分から翌年5月分までの11か月で徴収される仕組みでした。この5,300円にも、定額減税の影響が含まれています。

投資を始める前の2021年度は30万円だったので、約29.5万円減ったことになります。

4年目の結果は約−24万円となりました

節税で戻ってきたのが約47.6万円、出ていったのが約71.8万円なので、収支は約−24.2万円です。

出ていったお金戻ってきたお金収支
1年目(2021年)20万円28万円+8万円
2年目(2022年)66万円62万円−4万円
3年目(2023年)約100.8万円約75.8万円約−25万円
4年目(2024年)約71.8万円約47.6万円約−24.2万円
累計約258.6万円約213.4万円約−45.2万円

累計のマイナスは、約45万円まで広がりました。

「取得税のせい」は本当だったのか

2年目に「マイナスは取得税のせい」と書きましたが、取得税が0円だった2024年も約−24万円でした。残念ながら、この仮説は外れです。

取得税がなくなって出ていくお金は約29万円減りましたが、戻ってくる所得税も約30万円減ってしまいました。給与が下がったことで、節税できる額の上限そのものが小さくなったためです。

4年目に実感したリスクとデメリット

節税できる額は、給与と税額しだい

3年目の記事で「所得税が0円になったら、それ以上は節税できない」と書きました。4年目は、さらにその先が見えました。

戻ってくる所得税の上限は、給与から源泉徴収された額です。給与が下がると、節税できる額もそのまま下がります。一方で、ローン返済や管理費などの持ち出しは、給与に関係なく毎月出ていきます。

営業のシミュレーションは、契約した時点の年収を前提に作られています。転勤や手当の変化、転職などで年収が下がる可能性も考えておく必要があります。

金利が上がると、元本が減りにくくなる

日銀は2024年3月にマイナス金利政策の解除を決め、7月の金融政策決定会合では政策金利を0.25%程度に引き上げることを決めました。

私のローンでも、物件A・Bの分は2024年7月から利息が月約3,000円増えました。返済額はほぼ据え置きのままで、その分だけ元本の減りが遅くなっています。毎月の持ち出しは今のところ変わっていませんが、元本がなかなか減らないので、売却するときに残るローンが大きくなります。

家賃とローン返済がほぼ同じ額

家賃収入とローン返済がほぼ同じ額なので、空室が出ると、その月はローン返済と管理費がほぼ全額持ち出しになります。2024年は空室がなかったので、この程度の持ち出しで済みました。

見方の補足:持ち出しの一部は元本の返済

公平のために書いておくと、毎月のローン返済には元本の返済が含まれています。持ち出しのすべてが消えるお金というわけではなく、一部は借金を減らすことに使われています。

ただし、それを資産として回収できるかどうかは、売却するときの価格と残りのローンしだいです。

まとめと5年目に向けて

4年目の結果は約−24万円で、累計のマイナスは約45万円になりました。

取得税のない年でもマイナスになったことで、「取得税のせい」という2年目の楽観は外れました。年収が下がると節税効果だけが小さくなり、持ち出しは変わらない、というのが4年目に分かったことです。

5年目の2025年はどうなるのか。引き続きご報告します。

出典

▼5年目(2025年)の結果はこちら
節税のみを目的とした不動産投資(ワンルーム)の結果(5年目)|金利上昇で返済の64%が利息に

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