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株式会社Aの従業員Bが行う発明に関して、Bの発明が過去の職務に属するものであったとしても、職務発明は成立し得る。
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個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)が定める個人情報取扱事業者の説明において、個人情報取扱事業者が個人情報を取得した場合、あらかじめその利用目的を公表していた時は、利用目的を本人に通知する必要はない。
3
強化学習の手法であるactor-critic法において、actorとcriticの役割は、actorは行動を決定し、criticは状態の価値を推定することである。
4
ドロップアウトとは、ニューラルネットワークの学習時に、一定割合のノードを不活性化させながら学習を行うことで過学習を防ぎ(緩和し)、精度をあげるための手法。
5
「OCR」とは、文書に書かれている手書き文字などを読み取る機能である。
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第3次のAIブームは、第1次および第2次のAIブームと比較して、深層学習の時代であるといえる。
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ポアソン回帰と重みを最小二乗法によって解くことができる線形回帰の相違について、ポアソン回帰はすべての説明変数がポアソン分布に従っていると仮定できる場合に用いるものであり、線形回帰はすべての説明変数が正規分布に従っていると仮定できる場合に用いるものである。
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確率的勾配降下法の中でも、イテレーションごとに一定数のサンプルを利用する手法(ミニバッチ学習)はただ1つのサンプルを利用するオンライン学習よりも収束が速い。
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リカレントニューラルネットワーク(RNN)における教師強制(teacher forcing)とは、訓練の際に(1時刻前)の正解データを現時点の入力として用いる手法を指す。とくに自然言語の領域では、教師強制は(翻訳)のモデルなどに適用される。
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2018年に「韓国科学技術院(KAIST)が自律型兵器システム研究を行う限り、KAISTとの協同研究を中止する」とした宣言が世界中のAI研究者から提出された。この問題に関して。
- KAISTが行っていた無人航法システムや追跡技術、認識技術が兵器システムなどの研究が自律型兵器システム開発につながると危惧された。
- 宣言に対してKAIST側は自律型兵器システムの開発を否定し、「メディアの記事による誤訳・誤解によるものである」と主張した。
- AI研究者からの問い合わせに対してKAIST側が返信しなかったことが、宣言文が出た要因となっている。
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多クラスの物体認識のデータセットに含まれる各画像に対して、そのクラス名か文字列の正解ラベルとして付与されている場合、学習時に正解ラベルを、各クラスと対応しているクラス番号をone-hotベクトルに変換して用いる。
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自然言語処理分野において「構文解析」とは、文章の句構造や係り受け構造を捉えることである。
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入力層と出力層の2つの層を用いてモデル化したニューラルネットワークを単純パーセプトロンという。
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過学習を防ぐために正則化項を加えモデルを学習させた際の評価値は、バイアスは小さくなり、バリアンスは大きくなる。
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人間が持つ知識をコンピュータに持たせようとする様々な技術の研究が行われているが、人間が日常的に使う言葉をコンピュータに処理させる技術を自然言語処理という。
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画像のデータセットであるCIFARは、10クラスもしくは100クラスの飛行機や車など様々な種類の画像を数万枚集めたデータセットである。
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メールや議事録、あるいはアンケートなどのビジネスデータの分析では、文章から有用な情報を抽出する必要がある。一般にこれらは複数の文からなる文章であり、文単体ではなく文章全体の意味を考慮することが重要な意味を持つ場合も多い。それに関わる「談話構造解析」とは、代名詞などの表現が指す対象を推定する技術である。
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物体認識において画像にわずかな摂動を加えることで、人が見た際に大きな変化がないにも関わらず正しく認識できない画像を生成できてしまうことがある。この方法で生成したサンプルをadversarial exampleという。
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プーリングの1つであるグローバルアベレージプーリング(GAP)の処理は、各チャンネルの特徴マップの平均値を求めるものである。
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RPAとは、これまで人間のみが行うと想定されていた定型的なパソコン操作をソフトウェアロボットにより代行する技術である。