投資信託とは多数の投資家から集めた資金を基金(ファンド)にまとめ、専門家(ファンドマネージャー)にて管理・運用するものです。得られた収益は投資家に分配・還元されます。
投資信託の分類
募集方法による分類
- 単位(ユニット)型・・・一定の募集期間後は追加購入ができないタイプ
- 追加(オープン)型・・・運用開始後も追加購入ができるタイプ
設立形態による分類
- 契約型・・・委託者と受託者による契約による投資信託
- 会社型・・・投資法人の形態をとる投資信託(J-REITなど)
運用対象による分類
- 株式投資信託・・・・株式の組み入れが可能な投資信託
- 公社債投資信託・・・株式を組み入れられない投資信託
運用スタイルによる分類
- パッシブ運用・・・・ベンチマークに連動する成果を目指す運用スタイル
- アクティブ運用・・・ベンチマークを上回る成果を目指す運用スタイルで主要なものに下記がある。
- トップダウンアプローチ・・マクロ経済分析に基づいて運用する手法
- ボトムアップアプローチ・・運用者が個別銘柄を選定して構築する手法
- グロース投資・・・・・・・成長が期待される銘柄に投資する手法
- バリュー投資・・・・・・・企業利益、資産価値などに比べ割安な株に投資する手法
運用目的による分類
- 成長性重視型・・・信託財産の成長を目的とする。高収益が期待できる株式や外貨建て商品を組み込む。
- 安定運用型・・・・安定した収益の確保を目的とする。債券や短期金融商品を組み込む。
- バランス型・・・・成長性と安定性を目的とする。債券と株式両方を組み込む。
投資信託の費用
投資信託は、購入、保有、換金の際に費用が発生します。
販売手数料(申込手数料)
一般的に追加型公社債投信は手数料が無料(ノーロードという)ですが、その他の投信は基準価額の1~3%程度の手数量が必要です。
信託財産留保額
運用期間中の解約に備え、解約代金から徴収する費用。基準価額に反映されます。
信託報酬
運用会社、信託銀行、販売会社に対して支払う費用で、純資産総額に信託報酬率を乗じて計算されます。
監査費用
公認会計士による監査のための費用