2020年に発売されたBoox Nova2(7.8インチ)からE inkタブレットを使い始め、その後、Boox Note Pro(10インチ)、Boox Nova3 Color, Boox Leaf, Boox PalmaとBoox端末を触り続けてます。そして、最近Boox Tab mini Cを購入しました。
Boox Tab mini Cを購入した訳
先日、Boox Palmaを購入しました。
Boox Palmaはスマホサイズの電子ペーパー端末。XやRSSを使ってWebページ閲覧などのテキストベースのコンテンツ消費には大変有用なものだったのですが、漫画を見るとなると、分かってはいたものの画面が小さい。
Boox Leaf(初代)も持っているものの、メモリが2GBしか無いせいか、漫画アプリによっては動きが悪い、固まる、落ちるという症状が頻発し使い勝手が悪い。
というわけで、Boox Tab mini Cを購入することを検討し始めました。
Boox Tab mini Cのスペック
Boox Tab mini Cのスペックをおさらい
Boox Tab mini C | |
価格 | ¥69,800 |
サイズ | 194×136.5×8.3 mm |
画面サイズ | 7.8インチ Eink Kaleido3 Screen (4096色) |
重量 | 308g |
OS | Android 11 |
解像度 | 702×936 (150dpi カラー) 1404 ×1872 (300dpi 白黒) |
CPU | クアルコム8コア |
メモリ | 4GB LPDDR4Xメモリ |
ROM | 64GB UFS2.1 |
バッテリー | 5000mAh |
Boox Nova3 Colorは49,800円、次のNova Air Cは59,800円、そしてBoox Tab mini Cは69,800円と、7.8インチ カラーE inkタブレットは出るたびに(円安の影響も大きいでしょうが)1万円ずつ値上がりしてきています。。
進化の最大のポイントは、E ink Kaleido3を使っている点だと思います。これは、従来モデルのKaleid Plusでは、カラー表示が100dpiだったところ、150dpiとなりより高詳細にカラー表示できるものです。
加えて、Boox Super Refresh(BSR)を搭載しており、タッチレスポンスを向上しタブレットに近い操作感を実現している点です。
私に必要なE inkタブレットのスペック
前述の不満な点と、過去に使ってきたBoox端末の印象を整理すると、以下のような端末を欲しいと思いました。
- Boox Leaf並みの画面サイズ(Boox Leafは7インチ)
- Boox Palma(6インチ)では(少なくとも横幅が)小さい
- Boox Note Pro(10インチ)ではデカい
- 漫画アプリを扱える十分なメモリ
- Boox Leaf(2GB)では不足
- Boox Nova3 Color(3GB)がギリギリ
- Boox Palma(6GB)では十分
- BSRを搭載していること
- Boox Palmaの操作感はノンストレス
- メモリ6GBの効果なのかBSRの効果は不明だが、、、
- Boox Palmaの操作感はノンストレス
以上を踏まえて、ディスプレイサイズは、6インチ以上10インチ未満、メモリ3GB以上、BSR搭載のBoox端末となり、それらの条件を満たすのが唯一Boox Tab mini C(ディスプレイ7.8インチ、メモリ4GB、BSR搭載)でした。
Boox Tab mini Cに満足しているか?
結論から言うと、あんまりです。。十分ではあるのですが、いろいろ比較すると100%満足とは言えないのが実情です。
決してBoox Tab mini Cがイケてないというわけではなく、私の使い方に完全にはあっていないというだけなので誤解しないでいただきたいのですが。
カラーE inkディスプレイと白黒E inkディスプレイの比較
カラーEinkディスプレイと白黒Einkディスプレイを比較してみました。一番左がBoox Leaf、真ん中がBoox Palma、一番右がBoox Tab mini Cです。
全体を通して、一番気になったのは、カラーE ink画面の黒さです。カラーE inkの仕組み上、仕方がないようですが、白黒端末よりも靄っとした印象になってしまいます。
まずは、フロントライトをOFFにした状態で、室内の電灯下での見え方です。
少しわかりにくいですが、Boox Tab mini Cは全体的に画面が黒い感じがするかと思います。
カラー端末の表現力を確認するためカラーの漫画ページを表示してみます。
確かにカラー端末はあでやかではありますが、意外と白黒でもイケると感じます。
次いで、フロントライトをON(最大)にして見比べてみます。フロントライトON字もカラーE ink端末の暗さが気になりました。
太陽光が差し込む窓辺で比較してみました。
このように、白黒端末と並べて見比べると、画面の詳細さが白黒端末のほうが見やすく感じ、カラーにするんじゃなかった。。と思っている次第です(要望を満たすBoox端末がほかにないので仕方ないけど)。
Boox Tab mini Cの可能性もあると思う
満足していないといいましたが、単純に私の使い方(漫画読むだけ)とはマッチしなかっただけだと思っています。逆に、カラーでペン利用もできるBoox Tab mini Cには新たな使い道の可能性もあると思います。
たとえば、ちょっとしたお仕事につかえないかと思っています。
一つは、NotionやMiroといったクラウド上のツールを使って、メモやちょっとした記録をできたり、手書きで情報を整理したりするのに使えないかなと思っています。このような用途では文字色や背景色を変えたりするケースがあるので、カラー端末である強みが生きてくると思います。
もう一つは外部ディスプレイとして。在宅勤務や出先での作業時に、ノートPCの1画面だけでなく、Boox Tab mini Cを外部ディスプレイとして接続すれば作業効率を上げられるのではないかと思っています。
このような用途には、カラー&ペン入力可能なデバイスの威力を発揮するように感じています。
これらの可能性については、今後検証を進めていきたいと思います。
Boox Palmaはスマホ型の珍しいE ink端末。こちらも新たな使い道の可能性を示してくれそうです。使い手を試す端末ともいえます。
Leafは販売終了しており後続モデルとしてPageが出ています。電子書籍を読む最適解かもしれません。サイズ感、重量感もよいですが、メモリは少なめなので漫画アプリとかは使いにくいかも。
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