9月末に予告されていたOnyx Booxの新ファームウェアV3がついにNova2にもやってきました。
発表時にはわからなかった部分も含め、実際の変更点を確認してみたいと思います。
新ファームウェアのバージョン
私のNova2はアップデート後に2020-11-04_08_58_3.0_9aed398となりました。
Note AirやNote LumiはAndroid 10ですが、アップデートをしてもNova2はAndroid 9のままでした。
設定項目の変更点
まずは設定関連の変化点を見ていきたいと思います。
電源管理
電源管理の項目に、「スリープモードに入った後に切断」というメニューが追加されています。ここで、スリープモードにした際に、WiFiやBluetoothをOffにするまでの時間を設定することができるようになっています。
初期設定では”すぐ”となっていますが、5分~12時間、”なし”などから選択することができます。
”すぐ”以外に変更すると、以下のような注意が表示されます。バッテリへの影響は少なからずあるとは思います。
その他の設定
その他の設定の項目に、「Gesture Manager」というメニューが追加されています。ここで、ジェスチャーによる操作を有効にすることができます。認識するジェスチャーは下記の3つで、画面下部の左、中央、右から上に指をスワイプする操作だけです。
また、それぞれのジェスチャーに設定できるアクションは、
- ホームへ戻る
- 戻る
- スクリーンショット
- マルチタスク切り替え
- キャッシュクリア
- 画面のリフレッシュ
の6アクションとなります。従来のナビボールでも設定できる項目なので、頻繁に使うものをGestureに設定して、残りをナビボールで補完する感じでしょうか。
アプリに関する変更点
アプリメニューを見てみると、アプリの並び順が変わっています。何順で並んでいるのか分かりません。。各アプリのアイコンを長押ししてドラッグすることで場所を変更することができます。
アプリのグルーピングが可能
アプリ一覧に任意のグループを作成することができ、複数のアプリをグループとしてまとめることができます。通常のAndroidOSのようにアプリのアイコンを重ねるだけではグルーピングされず、手動でグループを作ってから、その中にアプリを配置する必要があるようです。
「ギャラリー」アプリの追加
端末内の画像を閲覧、編集することができるアプリのようです。
「ONYXサブスクリプション」アプリの追加
詳細が良く分かりませんが、ONYXアカウントでログインすると、ファイルのPushなどが可能になるようです。既存の「転送」アプリと同じような気がしますが、使い込んでいないので分かりません。
通知メニューの変更点
通知メニューに設定できる機能として、「Split Screen」と「ニアバイシェア」が追加されています。
ニアバイシェア
Androidの標準機能として追加されたAndroid版AirDropのようなものです。これを活用すれば、Boox同士、または、AndroidタブレットやスマホとBoox機の間でのデータ転送が容易になりそうです。
手元のPixel4との共有を試してみたところ、うまく動かなかったので、もう少し調べてみることとします。
Split Screen
こちらを有効にすると、画面が横向きに変わり、左右の2画面でアプリを使用することができます。
Onyx Boox標準のアプリだけでなく、Google Playからインストールしたアプリもこの2画面レイアウトで使用することができます。
ただし、同じアプリを左右で表示するという事はできません。
ナビボールに関する変更点
Onyx Booxを便利に使う上で上手に使いこなしたいナビボールですが、こちらに設定できるアクションが追加されています。追加されているアクションは1つのみで「Rotation」です。通知バーにある「回転」と全く同じ動作をします。
スクリーンセーバーに関する変更
スクリーンセーバーのスタイルとして、Clock Screensaverが追加されています。
画像もなく、純粋に時計と日付が表示されるだけのスクリーンセーバーです。シンプルで使い勝手の良いスクリーンセーバーだと思います。
Nova2もまだまだ使える
ほかにもノートアプリとリーダーアプリにも多くの変更点があるようですが、これらについては、もう少し調べてみてから記事にしたいと思います。
兄弟機のNova3がリリースされたり、Nova Lumi, Nova Note Airなど新モデルもリリースされていますが、既存の端末に対しても引き続き、Firmwareのアップデートで使い勝手を良くしていって、長く使っていける端末になれば、ユーザとして嬉しい限りです。
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