Android搭載プロジェクターD035ファーストインプレッション(クラウドファンディング)

デジタル小物

2020年12月にクラウドファンディングサイトGREEN FUNDINGにてキャンペーンが開始されたプロジェクターD035が遂に手に入ったので、まずはその仕様と見た目を中心とした第一印象をレビューいたします。

具体的な使用レビューは、もう少し使ってみてから記事にいたします。

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圧倒的スペック・ハイコスパ!『スマートプロジェクターD035』片手サイズで最大200インチ投影可!包み込まれるような映像体験を。【4K対応/自動台形補正/Android9.0/ミラーリング対応】
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D035のスペック

今回クラウドファンディングで入手したD035は以下のようなスペックです。

キャンペーン途中に、解像度と対応WiFiの仕様が改善されました。キャンペーン当初の一般発売予定価格は29,800円。キャンペーン中の仕様変更により、一般発売予定価格は39,800円に値上げされてしまいました。しかし、太っ腹にもキャンペーン支持者には、価格を維持したままでの実行となり、私は半額以下の19,800円で入手できることができました。4KのAndroid搭載プロジェクターとしてはコスパ最高なのではないでしょうか。

商品名D035
投影方式LCD
光源LED RGB
ランプ寿命3万時間
明るさ150ANSIルーメン
対応解像度4K(3840×2160)
ネイティブ解像度1280×720
→1920×1080フルHD対応に改良
アスペクト比16:9、4:3、16;10
投射比1.35:1
コントラスト比5000:1
フォーカスマニュアル
台形補正自動上下40度
OSAndroid 9.0
CPURK3328 4-Core A53 1.5GHz
GPUMali400 MP2 GPU
RAM1GB
ROM16GB
WiFi2.4GHz
→5GHz対応に改良
端子HDMI, USB2.0, Audio 3.5mm

同じようにAndroidを搭載したプロジェクターとしては、以下のようなものがありますが、やはりコスパの高さが際立ちます。

Anker Nebula Capsule II(59,800円):高い、、、

XGIMI MOGO(35,840円):解像度が低い(960 x 540)

Felicross PicoCube X(3,4800円):コンパクトだが低解像度(640 x 480)

プロジェクターとしての仕様を再確認

まずは、プロジェクターとしての仕様を確認したいと思います。

投影方式

プロジェクターの肝ともいえる光源とその投影方式です。D035ではLED RGB光源を用いてLCD投影しています。

最近のプロジェクターの投影方式にはD035で用いているLCD投影方式以外にも、DLP方式、LCoS方式があるようです。

LCD方式はLCD、つまり液晶パネルを使用して映像を投影しているようで、カラーで明るい画像を得やすいようです。一方、液晶画面で見るようなドット感が目立ちやすいというデメリットがあるようです。

LCoS方式も、LCD方式同様液晶パネルを使用するようですが、ドットが目立ちにくくなるような工夫がなされており、より高画質を得られるようです。その分、サイズが大きくなり、値段もお高くなるようです。

最後にDLP方式ですが、こちらもドット感を低減した滑らかな画像を得られるようですが、動きが激しいと残像がでたりするようです。価格帯の幅が広く、お高いものは残像の対策もきちんとされているようです。

光源

D035では光源としてLED RGBを用いています。LEDを光源に用いるプロジェクターは、コンパクトにでき、光源の寿命が長いことがメリットとして挙げられますが、明るくすることが難しく、高輝度のモデルは価格も高くなるようです。

ほかの光源としては、水銀ランプやレーザのタイプがあり、水銀タイプは明るいものの、寿命が短く、大きなモデルとなるデメリットがあります。レーザータイプはコンパクトで高寿命、高輝度といいことづくめですが、まだまだお高いものになります。

明るさ

D035の明るさは150ANSIルーメンとされています。モデルによってはルーメンしか記載がないモデルもありますが、これらはメーカーにより計測方法が異なることもあり単純比較できないようです。標準化されたANSIルーメンで比較する必要があります。

投影する部屋の明るさや、投影する映像のサイズにより必要とされるANSIルーメン値は変わってくるようですが、一般的に暗くした部屋で見るのであれば、100ANSIルーメン程度あればなんとかなるようです。

解像度

解像度は、パソコンのディスプレイの解像度と同じで、縦横のドットの数を表します。数が多くなるほどドットが小さく目立ちにくい滑らかな画像になります。

ここでネイティブ解像度と対応解像度がありますが、対応解像度は、入力として扱える解像度であり、ネイティブ解像度は出力できる画像の解像度と理解しました。なので、D035ではパソコンなどで再生した4K動画を、フルHDで投影することができるという事のようです。この場合プロジェクター内で4KからフルHDへの変換がなされるので画質の劣化などがあるのかもしれません。フルHDで入力してフルHDで投影するのが最も効率が良いと考えられます。

アスペクト比、投射比とコントラスト比

アスペクト比は、画面の縦横の比率です。入力映像のアスペクト比に対応していないと、縦や横に伸びたり端が切れたりします。D035は16:9、4:3、16:10に対応しており、一般的に使用されるアスペクト比には対応していますので問題なさそうです。

投射比(または投影比、投写非)は、1.35:1となっていますが、これは、1.35m離れたところから投射すると横幅が1mとなります。3m離れたところからだと3÷1.35=2.2mとなり、100インチ相当になります。

コントラスト比は明るいところと暗いところの差を示します。この数字が大きいほど明暗の差がはっきりとした画像が投影できるという事になります。

その他プロジェクターの機能

その他の機能として、台形補正とフォーカス機能があります。台形補正はスクリーンに対して真正面から投影できない場合に、投影画像が台形になってしまうものを四角に補正する機能です。D035は自動上下40度とあるので、40度までの傾きならば、上下に限り自動で補正してくれます。左右の補正はないのでスクリーンに向けて左右は真正面から投影する必要があります。

フォーカス機能はピントあわせですが、D035では手動でリングを回して調整する必要があります。

Android搭載のメリット

D035は本体にAndroidを搭載しています。これによりGoogle Playからアプリをダウンロードして様々なアプリを大画面で利用することができます。Android端末としてのスペックは高くないので高負荷なゲームはだめでも、オンデマンド配信や写真を見たりするには十分だと考えます。プロジェクターの主な用途である映画などの動画視聴を、パソコンやスマホをいちいち接続しなくてもAmazon PrimeやYoutubeで見れるのは便利だと思います。

また、D035は比較的新しいAndroid 9.0を搭載しています。古すぎるOSだと対応していないアプリがあったりするのですが、これは地味にうれしいところです。

D035開封レビュー

さっそく手元に届いたD035を開封してみます。

まずは本体。縦138、横103、高さ156mmということですが、ぱっと見思ったよりでかい。という印象です。気軽に持ち運べるとは思わない方が良いサイズ感、重量感です。

付属品です。電源ケーブルと、HDMIケーブル、リモコンが付属しています。電源ケーブルも思ったよりごついものが入っています。やはり持ち運びは期待しない方が良いゴツさです。一応、本体に7,500mAのバッテリを搭載しているので30分程度はコンセント接続なくても使えるそうです。

リモコンは付属していますが、電池は付属していません。別途単5電池が2本必要です。

思ったよりも明るくくっきり見える

さっそく、自宅のダイニングの壁に投影してみました。当日は雨天の昼間で、レースのカーテンを引いています。また、ダイニングの昼光色ライトをつけている状態です。この環境で私は在宅勤務をしているので、そこまで暗くしている状況ではありません。この中で、1.5mほど壁から離して投影しています。正直思っていたよりはっきりと投影できました。

ただ、冷却ファンの音はうるさい

プロジェクターで気になる静音性ですが、さすがに投影直後から冷却ファンが回り、耳障りではあります。ただ、風の流れが本体の後ろから前に流れているようで、熱風が本体の左右や後ろに来ないのは地味にありがたいと感じました(プロジェクターの近くで作業していても熱風が来ない。うるさいけど)。

Android搭載でBluetoothヘッドホンとも繋げられるので、ノイキャンヘッドホンと繋げて使えばファンの音も気になりません。

Android搭載プロジェクターD035まとめ

比較的コンパクトなAndroid搭載プロジェクターD035のファーストインプレッションでした。もっとコンパクト性を追求した製品もありますが、解像度や明るさなどで不満を感じるものが多い状況でしたが、このD035は今のところ、使っていけそうな気がします。

これから、WiFiに接続したりアプリを入れたりして、使い勝手、使い心地を見ていきたいと思います。

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