センゴクアラジン「シルバークイーン」開封レビュー

アウトドア

センゴクアラジンから、英国アラジン操業100周年を記念して、「ポータブル ガス ストーブ シルバークイーン」が発売されました。そのスタイルに一目惚れして購入したので、取り急ぎ開封レビューをお届けします。

センゴクアラジン シルバークイーンの佇まい

1970年代にアラジン社が製造販売していた反射型石油ストーブの復刻版だそうです。石油モデルの雰囲気を維持したまま全体的にスケールダウン。コロンとしたデザインと大きく目立つ反射板がまさに女王様の襟のよう。

ガスストーブのシルバークイーンの大きさは、W37×D30×H33.5㎝となっており重さは約4.2Kgです。

シルバークイーン開封の儀

さっそく届いたシルバークイーンを開封していきたいと思います。

外箱もおしゃれ

届いた段ボールにはアラジン社のトレードマーク、ランプのデザインが描かれておりこじゃれた雰囲気を醸し出しています。その下にはシルバークイーンの絵も描かれています。

業者からの出荷状が直接この段ボールに貼り付けられていたため、はがす際に段ボール箱もぐしゃぐしゃになってしまいました。少し残念。。

シルバークイーンの外観

さっそくシルバークイーンを取り出してみます。まだ運搬用に貼り付けられた養生テープもついたままです。反射板の表(正面)側は艶消しのような銀色となっております。

反射板の裏面(背面)側はぴっかぴかの銀色でしっかりと撮影者と散らかった部屋が映り込んでしまうくらいです。素手で触ってしまうと指紋が目立ってしまうかもしれません。指紋がついたまま火をつけてしまうとしっかりと焼き付いてしまう可能性もあるので要注意ですね。

また背面には強化プラスチック?のような素材でできた取っ手が付いています。熱くなりにくいようで、しばらく火をつけた後でも素手で触れました。(が、しっかり冷めていることを確認して移動させましょう)

シルバークイーンの上面には天板が付いています。取扱説明書では、ここでの調理はもとより、鍋ややかんなどを置かないようにと注意書きがありました。メーカーとしては、この天板は意匠であり、実用性は持たせていないのかもしれません。

カセットボンベの取り付け方

裏面下部にはカセットボンベ(CB缶)をセットする容器があります。ここにはヒートパネルが取り付けられており、多少の寒冷地でもボンベを温めることでガスを効率的に使用できるようにされています。なお、取扱説明書には、「ガス残量20g以下、または0度近い低温時には点火直後から火力が弱くなる場合があります」との記載があったので、零下のような状況下では使えない可能性もあります。これはCB缶を用いる以上、避けられない問題ではありますが注意が必要です。

カセットボンベはマグネット式でセットできます。カセットボンベの切り欠き部を上にしてセットし、画像左側に押し付けることで簡単にセットできます。(センゴクアラジン純正のカセットガスの利用を推奨いたします)

なお、カセットボンベを取り外すには、点火つまみが消化位置になっていることを確認し、カセットボンベを右へスライドさせれば取り外せます。

CB缶の切り欠き部を上にしてCB缶を載せて、
左にスライドさせればカチャンとセットされます。

火力調整つまみ

本体側面(左)には、点火・火力調整用のつまみがあります。火力は弱と強で調整することができます。つまみを点火位置まで回して着火し、手を離すと強の位置でつまみが止まります。弱の位置までつまみを回すとクリック感があります。説明書によると、この強か弱の位置で使用することと書かれていますので、強と弱の中間での使用は推奨されていません。(ちなみに中間でつまみを止めることはできます)

ガード部は開くことができる

ガード部は、反射板下部の2か所の穴に差し込まれて固定されています。下記写真の下部2か所を上に持ち上げるとガード部を持ち上げて開くことができます。

以下がガード部を持ち上げて開いたところ。反射板の下面に2か所穴が開いているのが見えるかと思います。ここにガード部の棒が刺さって固定されています。なおガードの上部は反射板にねじ止めされており、ガード部を完全に取り外すことはできません。

ガード部が全開に開くため、反射板のお掃除などはし易そうです。シルバークイーンの特徴である反射板をきれいに維持できるのは嬉しい設計です。

可愛い収納バックもついている

その他の付属品として、収納バックが付いています。可愛いアラジンランプの絵のみが描かれたシンプルな巾着状のバックです。素材は書かれておらず不明ですので、熱いままのストーブは入れない方がいいと思います。

収納バックの裏面は無地で、ポケットが2つ付いており、カセットボンベを2本入れておくことができるようになっています。

収納バックは円柱状の形をしています。当然ですが、シルバークイーンがすっぽり入ります。

巾着部を締めるとこんな感じ。特に持ち手はついていないので、巾着袋越しにシルバークイーン背面の取っ手部分を持って持ち運ぶことになりそうです。

収納バックの背面には、カセットボンベを一本入れられるサイズのポケットが2つ着いています。

ただし、収納バックは単なる布切れで、保護パッドなどは一切ありませんので、車載する際などには本体をしっかり保護できるケースに入れるかパッドで保護するなど注意が必要だと思います。

さて、開封レビューは以上で一通り終了です。

少しばかりの点火テスト

取り急ぎ、動作確認も兼ねて少し点火してみたいと思います。

まずは弱運転。正面50㎝くらいの距離から撮影しました。着火した直後ですが、この距離であれば十分温かさを感じます。反射板の中央部に暖かそうな赤い光がしっかり反射しています。

シルバークイーンは赤くなって熱を発する層がドーム状に2層重なっています。

中火力での運転時は、ドーム状の放熱ネットの内側の層が赤くなり暖めてくれます。

次いで、火力調整つまみを強へ回し強運転をします。すると反射板にあたる赤い光がさらに広がって見えます。弱運転時と同じく50㎝ほど手前で撮影していますがしっかりと熱気を感じます。

しっかりと2層目の外側の放熱ネットまで赤くなって熱気を放ってくれています。

室内での短時間の稼働テストだけですが、

弱運転では、ほんのりあったか。省スペースをじんわり暖め。屋外では物足りなさそう。

強運転では、正面をしっかり暖め。屋外でも暖かさを感じられそう。

といった印象です。

CB缶一本で弱運転なら7時間弱、強運転なら2時間半弱の連続運転が可能とのことですが、冬場のタープ下などでは強運転が必要かと思われます。夕暮れから就寝まで使用するならCB缶2本は必要になりそうですね。

今年はキャンプ場の予約が取れてないのですが、1月にはキャンプを予定しているのでその際にアウトドアでの使用感についてレビューをあげていければと思います。

コメント

  1. […] […]

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