車内でコンセントが使いたい!車載インバーターを選んでみた

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カーナビとして使ったり、音楽ストリーミングサービスで音楽をかける、スマホは車内でも大変役に立つ存在です。一方で、カーナビとして使い続けているとバッテリーが不安。今までは、シガーソケットから充電していましたが、同乗者が増えるとソケットが足りなくなってしまいます。

また、お出かけ前にビデオカメラの充電を忘れてしまったりときなどには、家庭用コンセントが車内にあると便利なのに、、、と思うことがありました。

そこで、車内に家庭用コンセントを取り付ける方法を検討した結果、車載インバーターにたどりつきました。

車内に電源コンセントを取り付けるには?

車内に電源コンセントを取り付けるには、大きく2パターンありますが、車載用インバーターを取り付けることで実現できるようです。

車載用インバーターには、シガーソケットから電源を取るタイプと、バッテリーから電源を取るタイプがあるようです。取付が簡単なのは間違いなくシガーソケットから電源を取るタイプとなります。

一方で、シガーソケットから電源を取る場合は、上限が150W程度になります。それ以上の電力を使用したい場合は、バッテリーから電源を取るタイプで検討する必要があります。

また、シガーソケットから電源を取る場合は、多くの車種ではエンジンをかけていないと電源を取ることができません。エンジン停止中に使用したいかどうかという点も判断基準になるかと思います。

車載インバーターの選択基準

以上を踏まえて、私の期待する使用方法を想像します。

一番多いのは、自動車で移動中に充電し忘れたカメラやスマホのバッテリを充電することです。また、滅多にしないものの、車中泊で電気毛布を利用できたらいいなーと思いました。

軽い感じで使いたいので、電源はシガーソケットから取るタイプにしたいと思います。これなら導入に専門的な知識もいらなさそうです。

車載用インバータを調査する中で、注意点がいくつか見つかったのでそれらをまとめます。

AC電源の電圧

車載用インバーターは海外性が多いのか、出力電源が日本国内仕様の100Vではなく、110Vとなっているものがあります。使用する機器によってはこの電圧の違いが故障を招くこともあります。

スマホやパソコン、デジカメなどの充電においては、(ACアダプターが適切に処置してくれるので)問題ないかと思いますが、家電の利用などでは問題が起きる可能性があります。

できるだけ100Vに近い電圧のモデルがよいでしょう。

AC電源の波形

車載用インバータのAC電源から出力される電流の波形ですが、正弦波、修正正弦波、矩形波の3パターンが多くみられます。家庭用電源から出力されているのは正弦波ですので、正弦波のモデルが一番無難といえます。安くかつコンパクトにするには修正正弦波、矩形波のモデルとなるのですが、一部の危機では正常に動作しないということが起き得ます。

なので、いろいろな機器で利用できるような汎用性を求めるのであればAC電源の波形も正弦波のモデルを選ぶべきと思えます。

一方で、スマホ、パソコンなどのデジタル機器の充電用途であれば矩形波でも問題はないようなので、用途を割り切れるのであれば矩形波も選択肢かと思います。

私は、汎用性を求めて正弦波にこだわりたいと思います。

AC電源の周波数

車載用インバーターのAC電源から出力される電流の周波数ですが、50Hz, 60Hzのモデルのみでなく、間を取った55Hzというモデルもあります。ちなみに、家庭用電源の出力周波数は、東日本で50Hz、西日本で60Hzとなっているようです。

基本的に日本向けの製品であれば、50Hz, 60Hzのどちらでも動作するようです。一方で、55Hzでは動作しない機器もあるようです。

なので、周波数は50Hzまたは60Hzのモデルを選んだ方が汎用性が高いと思います。

自動車に搭載されているバッテリーの電圧

自動車のバッテリーは多くの乗用車は12Vのバッテリーを積んでいます。しかし、一部のトラックなどは24Vのバッテリーを積んでいるとのことです。車載用インバーターも12V車用/24V車用と別れていますので、自分の車のバッテリーが何Vバッテリーを積んでいるかを確認しておく必要があります。

私は普通の乗用車で12Vバッテリー搭載車なので、ここでは12V用を選択します。

その他の要素

そのほかに、配置場所におけるサイズか?そこまでケーブルは届くのか?という点と、見えるところに置くのであれば見た目が気にならないかなども検討項目かもしれません。ただ、上記の基準を満たすモデルがなかなか見つからないので、これらは後回しになってしまうかもしれません。

Amazom売れ筋で探してみる

Amazonの車載用インバーター・コンバーター売れ筋ランキングTop50から条件に合うものをピックアップして比較してみました。

※2021年4月27日時点での順位及び価格で調査を行いました。

以下では、ランキング内のモデルで、1万円以下、シガーソケットに接続して、正弦波が出力できるモデルをピックアップして比較してみました。

IpowerBingo(45位)

出力電力500W
サイズ不明
AC口数2個(110V)
USB-A2個(電流値不明)
USC-Cなし
出力周波数60Hz
Amazon評価★★★☆☆(3.5)
Amazonレビュー数143件
調査時価格6998円

情報が少々足りないことやレビューも悪いレビューが目立つように思えます。

Bestek MRZ5010BU-RD(41位)

出力電力500W
サイズ22.3cm×11.0cm×6.2cm
AC口数2口(100V)
USB-A2口(2.4A)
USC-Cなし
出力周波数55Hz
Amazon評価★★★★☆(3.9)
Amazonレビュー数44件
調査時価格7980円

出力の周波数が55Hzであるため、一部の機器が正常に動作しないというレビューが気になりました。

Bestek MRZ3010BU-JP(39位)

出力電力300W
サイズ16cm×9.8cm×5.7cm
AC口数2個(100V)
USB-A2個(2.4A)
USC-Cなし
出力周波数55Hz
Amazon評価★★★★☆(4.4)
Amazonレビュー数42件
調査時価格6580円

41位のモデルと同メーカーのものです。Bestekは多くランクインしていますがすべて55Hzモデルとなっているようです。

GIANDEL PS-300B(37位)

出力電力300W
サイズ15.8 x 10.5 x 4.5 cm
AC口数2個(100V)
USB-A2個(2.4A)
USC-Cなし
出力周波数55Hz
Amazon評価★★★★☆(4.1)
Amazonレビュー数116件
調査時価格5780円

ファンの音が大きいというレビューがあります。また、Bestek同様、周波数が55Hzという点が気になります。

LeicesterCNL SGR-P5011US-2(21位)

出力電力500W
サイズ11cm×20cm ×6cm
AC口数2個(110V)
USB-A2個(2.4A)
USC-C1個(5V3A/9V2A/12V1.5A PD18W最大)
出力周波数60Hz
Amazon評価★★★★☆(3.9)
Amazonレビュー数70件
調査時価格7390円

見た目は良いのですが、ファンの音が大きいとのレビューあり。

また、AC出力電圧が110Vあり、日本の家庭用コンセントの100Vより少し高め。スマホやパソコンなど海外の電圧でも対応している物であれば問題はない範囲だが、純日本国内限定仕様のものは動かないかもしれません。

Timloon CB-31(13位)

出力電力150W
サイズ不明
AC口数1個(110V)
USB-A2個(3.1A)
USC-Cなし
出力周波数不明
Amazon評価★★★★☆(4.3)
Amazonレビュー数17件
調査時価格2956円

シガーソケットを2つ備えていることと、カップホルダーに収まり使いやすい形状が特徴的です。シガーソケットから電源を取る車内アクセサリーを使い続けたい場合などには重宝しそうです。また、比較的USBの出力が高く、高速にスマホなどを充電できる点もポイントです。

購入して気付いたいのですが、こちらの商品はSimulated Sine waveとのことで、正弦波を出力するものではありませんでした。

Bestek MRZ3010HU-JP(10位)

出力電力300W
サイズ16cm×9.8cm×5.7cm
AC口数2個(100V)
USB-A2個(2.4A)
USC-Cなし
出力周波数不明
Amazon評価★★★★☆(4.0)
Amazonレビュー数335件
調査時価格6580円

正弦波を出力するモデルでは最高ランクとなっては、Bestekのモデルでした。こちらのモデルは出力周波数の記載はありませんでしたが、おそらく55Hzと思われます。

妥協してモデルを購入するしかない

以上、AmazonランキングTop50には、完全に要望を満たすようなモデルは見当たりませんでした。

なので、どれかの基準を妥協して購入することになります。電圧、波形、周波数では、周波数が一番危機に与える影響が小さそうに思えます。素人考えですが、東日本、西日本で周波数が違うのが前提の日本ですので、多少の周波数の違いは機器側で対応してくれるのではないかという期待があります(自己責任)。

また、AC電源を使用する機器が110Vに対応しているACアダプターが付いているPCやデジタル機器の充電器であれば110V出力のモデルも候補にできそうです。

私は、まだ具体的な使い方が見えていないことと、少なくとも使用するケースとしては、ビデオのバッテリ充電程度であることと、ドライブレコーダーがシガーソケットから電源を取るタイプなので、まずは候補で一番価格の安いTimloonのモデルを購入し様子を見たいと思います。

がっつり車中泊で家電を使いたい場合や、災害時等にもバッテリー直結で大容量で使いたいというケースであれば300W超のモデルを選ぶというのも良いかと思います。

まだまだ選択が難しいジャンルのようですが参考になれば幸いです。

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