去年のGWあたりに発売されるとほぼ同時に購入したBoox Nova2。電子書籍やRSSリーダー、マンガアプリを入れて、読書、Webブラウジング等に快適に利用しています。
購入前に想像していた以上に利用しやすくて、活用(しきれているとは言い難いが)していますが、1点だけ気になるところがありました。
それは、画面のサイズです。Nova2の画面は7.8インチであり、雑誌大の電子書籍、楽天マガジンなどの閲覧には厳しかったのです。購入当初は、部分的に拡大しながら楽天マガジンなどで雑誌も読んでいたのですが、さすがに煩わしくなり、今ではNova2では楽天マガジンは使わなくなってしまいました。外寸にも影響するので、一概には言えないものの、もう少し大きな画面が欲しいと思っていました。
現在のラインアップでは、10.3インチのNote3やNote Airなどがリリースされていますが、6万前後の価格帯で、Nova2を持っている状況では追加購入の決断ができませんでした。
そんな折、TwitterでBoox Note Proをお年玉価格で販売するというつぶやきが。。
3万弱であれば、何とかなるかと思うとともに、抽選になったらどうせくじ運ないし外れるだろうという事で、DMしてみました。
事後ではありますが、Note ProについてNova2や現行機との比較をしてみて妄想したいと思います。
Boox Note ProとNova2のスペック
Note Proのスペックを確認してみます。2019年7月発売のモデルとなります。パット見た感じでは、CPUの1.6GHzという点と、OSがAndroid6.0という点以外は特に悪くなさそうです。
またリリースから期間が経っていますが、ファームウェアは最近リリースされたV3.0にアップデートできるということで、最新のモデルと同じファームウェアを使用することができるそうです。
Nova2と比較してみたところ、画面サイズ、バッテリ容量は言わずもがなですが、メモリ容量、ストレージ容量ではNote Proのほうが勝っています。あと、地味に厚さもNote Proのほうが薄いようです。
モデル | Note Pro | Nova2 |
ディスプレイ | 10.3インチMobius Carta | 7.8インチ HD Eink Carta Screen |
解像度 | 1872×1404ピクセル(227PPI) | 1872×1404ドット (300 dpi) |
表示 | 16色グレースケール | 16色グレースケール |
タッチ方式 | 静電容量方式 | 静電容量式 |
CPU | 1.6GHzクアッドコア | 2.0GHzオクタコア |
メモリ | 4GB | 3GB |
ストレージ | 64GB | 32GB |
バッテリ | 4,100mA | 3,150mA |
WiFi | 2.4GHz | 2.4GHz + 5GHz |
Bluetooth | bluetooth 4.1 | bluetooth 4.1 |
本体サイズ | 250×178×6.8mm | 196.3×137×7.7mm |
重量 | 390g | 275g |
OS | Android 6.0 | Android 9.0 |
発売日 | 2019年7月 | 2020年5月 |
Note ProとNote3のスペック
Note Proの後には、Note 2, Note 3がリリースされています。最新のNoteシリーズであるNote3とも比較してみます。
Note3ではCPUの周波数は公開されていませんが、Note2で2.0GHzだったようなので、それよりも改善されていると思って間違いないでしょう。ここでもやはりCPUのスペック不足が懸念されます。
モデル | Note Pro | Note 3 |
ディスプレイ | 10.3インチMobius Carta | 10.3インチEinkフラットフレキシブルスクリーン |
解像度 | 1872×1404ピクセル(227PPI) | 1872×1404 Carta (227dpi) |
表示 | 16色グレースケール | 16色グレースケール |
タッチ方式 | 静電容量方式 | 静電容量式 |
CPU | 1.6GHzクアッドコア | 不明オクタコア |
メモリ | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 64GB |
バッテリ | 4,100mA | 4,300mA |
WiFi | 2.4GHz | 2.4GHz + 5GHz |
Bluetooth | bluetooth 4.1 | bluetooth 5.0 |
本体サイズ | 250×178×6.8mm | 249.5×177.8×7.1mm |
重量 | 390g | 378g |
OS | Android 6.0 | Android 10 |
発売日 | 2019年7月 | 2020年11月 |
OSの違いは問題になりそうか?
以上みてきた感じですと、CPUの力不足感は感じてしまいそうな懸念は残る物の、それ以外ではOS以外には新モデルと大差ないように感じます。
では、Android6.0と最新のAndroid10での違いで、実利用で問題になりそうなのは、アプリの対応状況です。使う予定のアプリがAndroid6.0をサポートしていないと、単なる板切れとなってしまいかねません。
アプリ名 | 対応OS | メモ |
ピッコマ | Android 5.0以上 | マンガアプリ |
楽天マガジン | Android 4.4以上 | 雑誌アプリ |
楽天Kobo | Android 4.4以上 | 電子書籍 |
Feedly | Android 5.1以上 | RSSリーダー |
Kindle電子書籍リーダー | Android 5.0以上 | 電子書籍 |
LINEマンガ | Android 5.0以上 | マンガアプリ |
spacedesk | Android 4.1以上 | タブレットをPCの外部モニタ化する |
Android 5.0以上 | SNSアプリ |
ざっと、現在のNova2にインストールしているアプリの対応状況を確認したところ、以上のような結果となり、全アプリが6.0であれば条件を満たせているようです。
お年玉特価のNote Proは買い!
以上のことから、Note Proは、CPUでは見劣りするものの、その他のスペックは必要十分といえるかと思います。確かにCPUのスペックは、すべての挙動に影響を与えてしまいかねない重要な能力のひとつだとは思います。しかし、Note Proのレビューなどを見る限り、レスポンスに対してあまりネガティブなレビューなどもありませんでした。E-inkタブレットと理解したうえで使用するうえでは問題ないのではないかと思っております。
入手できたら、大画面を活かしての、マンガ、雑誌、Web閲覧と、在宅勤務時のサブディスプレイとしての活用もしてみたいと思っています。
ちなみに最新モデルは、薄型でスタイリッシュになってリリースされています。お安くはないですが、、、
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