キャプテンスタッグから二次燃焼ストーブが発売

アウトドア

夏が近づき、暑くなってきましたが、キャンプの楽しみといえばやはり焚火。冬だけでなく夏も焚火がないとキャンプしたってきにならいですよね。

さて、最近の焚火台は、”二次燃焼”が一つのキーワードになっているように思われます。

コストパフォーマンスの高い商品、鹿番長の愛称(?)でお馴染みのキャプテンスタッグからも、ついに二次燃焼の焚火台が発売されました!

二次燃焼とは?

そもそも二次燃焼とはなんでしょう?

通常の焚火のイメージで、薪から火が出ている状態。これは一次燃焼というようです。実際には熱せられた薪の内部から出てきた可燃性のガスに火がついている状態だそうです。

確かに焚火をよく見ると、薪から噴き出るように火がついているところがあったりします。要するに薪の表面で燃えている状態が一次燃焼の状態のようです。

で、二次燃焼はというと、一次燃焼で燃え切らなかった可燃ガス(これが煙の正体)に高温の空気を吹き込むことで、このガスをさらに燃やしてしまうことを言うようです。

これにより、非常に高い燃焼効率を得ることができ、薪がきれいに燃え尽き、真っ白な少量の灰だけが残るようになります。

強い火力と空気口から噴き出す炎の豪快さを味わえるとともに、煙も少なく、少量の灰になるまで効率よく燃やしてくれる点がメリットとなりますが、その一方で、薪の燃焼時間が比較的短く、一気に燃えてしまうデメリットもあろうかと思います。

キャプテンスタッグ ファイアブースト ストーブ

キャプテンスタッグのファイアブーストストーブの仕様について確認してみます。

一番気になるサイズ感ですが、以下のようになっています。

組立サイズ:幅250×奥行220×高さ280mm 2.3Kg
網サイズ:240×160mm

一般的にキャンプ場などで販売されている薪は長さが40cmほどが多いので、横にすっぽりと入れることはできなさそうです。切っていれるか、斜めに薪を飛び出させた状態での利用となりそうです。

収納時のサイズとして 幅370×奥行380×厚さ80mm とも記載されております。こちらはおそらく収納袋のサイズであると思われます。ファイアブーストストーブには以下のような収納袋がついています。

収納時には折りたたむことで、厚さ8センチ程度に畳むことができもち運びにも便利そうです。

さすがのコスパを誇るキャプテンスタッグ、定価13,200円ですが、Amazonなどでは、7,000円程度で入手可能です。

ライバルとなる二次燃焼ストーブたち

二次燃焼を売りとしたキャプテンスタッグのファイアブーストストーブですが、二次燃焼ストーブ自体はすでにアウトドア用品各社から発売されています。ここでは、競合となる二次燃焼ストーブたちとキャプテンスタッグのファイアブーストストーブの比較をしてみようと思います。

元祖二次燃焼 Solo Stove(ソロストーブ)

二次燃焼の焚火台としては外せない商品がこちらのSolo Stove(ソロストーブ)ではないでしょうか。私もタイタン(中間のサイズで直径13cm)のものを持っております。

キャプテンスタッグ ファイアブーストストーブと比較するとこんな感じ

軽量(ファイアブーストストーブは2.3Kg、ソロストーブは0.468Kg)。
可動部が少なく頑丈。

お値段が安くならない(11,000円程度)。
コンパクトすぎて市販の薪はまず入らない。小枝、中枝くらい。
コンパクトとはいえ、円柱状でつぶせないので嵩張る。
燃焼室が小さく、枝を頻繁に入れる必要がある。

薪を使った二次燃焼焚火台として同じくSolo Stoveから大型のレンジャー(直径38cm)、ボンファイア(直径48cm)もリリースされていますが、さすがに大きすぎだと思います。。

DOD めちゃもえファイヤー

DODから発売された二次燃焼焚火台

組立サイズ:幅430×奥行140×高さ240mm 7.7Kg

こちらは横幅が十分にあり、市販の薪(約40cm)が入るサイズとなっております。ただ、燃焼部は折りたたむことができず、上記のサイズより小さくたたむことはできません。また、重量も8Kg弱とずっしりとしています。

市販の薪は入れられなくなりますが、コンパクト化(幅210×奥行65×高さ120mm)、軽量化(1.2Kg)したプチバージョンもありますが、これよりSolo Stoveのほうが好きです。

市販の薪がそのまま入れられる

安くならない(1.5万円くらい)。
コンパクトにしまえない。
重い。。。。

DOD シバレンナ

同じくDODから発売されたシバレンナ。ふざけた名前ですが、燃焼した熱を効率的に全面に反射し焚火により暖をとることを意図した焚火台です。

組立サイズ:幅430×奥行270×高さ350mm 5.8Kg

ほとんどの二次燃焼焚火台は全面を囲った箱の中で薪を燃やすタイプとなり、薪が燃えているところは横からは見えませんが、このシバレンナは、前面がメッシュ状になっており、薪が燃えているところを眺めながら焚火を楽しむことができます。

また、この焚火台は折りたたむことが可能で、収納時の厚みは6cm程度になります。

市販の薪がそのまま燃やせる。
撤収時には厚さ6cm程度までコンパクトにしまえる。
燃えている薪が見えて楽しい。

まだまだ重い。
夏場の利用時に暑いかも。。。?
高い。。(1.6万円くらい)

モンベル フォールディング ファイアーピット

満を持してモンベルからも二次燃焼焚火台が発売されました。他社の製品と比べ足が高く、地面への負荷を大きく低減されているように見えます。また、燃焼室も比較的大きく、もちろん市販の薪をそのまま入れることもできる大きさです。

組立サイズ:幅420×奥行220×高さ300mm 4.1Kg

重さは、決して軽くはありませんが、従来の二次燃焼焚火台としては軽い部類に入るのではないでしょうか。

オプションパーツが豊富。
大きい燃焼室で薪を多めに入れられる。

キャプテンスタッグ ファイアブーストストーブと比べると重い。
お高い(定価ベースで1.9万円弱)。。。

キャプテンスタッグ ファイアブーストストーブまとめ

以上、いろいろな二次燃焼焚火台も見てきましたが、キャプテンスタッグ ファイアブーストストーブは軽量(2.3Kg)、安価(実売7千円弱)で持ち運びもできる(折り畳み時厚さ8cm)二次燃焼焚火台として、二次燃焼の入門用モデルとして良いかもしれません。

市販の薪は長すぎて、そのまま入れることはできない(けど斜めには突っ込めると思う)、薪が燃えているところが見えないなどの課題点はありますが、二次燃焼ってどうよ?って思っている方にはお試ししやすい商品だと思いました。

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