カーナビはスマホで十分。ヘッドアップディスプレイHudway Cast

デジタル小物
DCIM100GOPROGOPR0051.JPG

クラウドファンディングのKickstarterで入手した、ヘッドアップディスプレイ(Heads Up Display:HUD)HUDWAY Castをご紹介します。

HUDWAY Castとは

HUDWAY Castは、一部の高級車に導入されているHUDを、あなたの車に後付けできるデバイスです。
HUDを使用することで、運転中に前方から視線をあまり動かすことなく、ナビや車速などの情報を見ることができます。

購入するに至った経緯

GoogleマップやYahoo!カーナビなどの無料のスマホカーナビアプリも、本物(?)のカーナビ同等の精度、使い勝手にまで向上してきたように思います。そのような状況下で、カーナビに10万円近く出して購入する必要があるのか疑問に思ってきました。

ただ車載ホルダーを使っても、スマホの画面サイズでは、どうしても距離や交差点名などの表示が見にくいです。一生懸命見ようとしてると前方への注意がおろそかになってしまい大変危険です。

そんな中クラウドファウンディングでこの商品が目に止まったわけです。
普段使っているスマホと2万円くらいのこの商品で、同等のことができればお得だと思い、この商品を試してみました。

HUDWAY Castでできること

HUDWAY Castは簡単に言ってしまうと、透明のスクリーンにスマホの画面を投影するだけの機械です。

投影できる画面は2通りあり、1つ目はHUDWAY Castの専用アプリの画面を表示する。2つ目は、スマホの画面に表示されている内容をそのまま表示(ミラーリング)する。です。

専用アプリはナビの評判が良くないため、私は使っていないのですが、スマホ画面上と、HUDWAY Cast上に異なる画面を表示できるようです。スマホ上に音楽再生や、電話などのダッシュボード画面を表示し、HUDWAY Cast上にナビ画面を表示することができるようです。

Hudway Cast純正App

ミラーリングは、単純で、スマホに表示されている画面がそのまま表示されます。こちらは、自分の好きなナビアプリを使うことができますので、WazeやGoogleマップ、Yahoo!カーナビでも、自分の使い慣れたアプリをそのまま使用、投影できます。

GoogleMapをミラーリング

HUDWAY Castの使い方

自動車に取り付け

ダッシュボードにマウント部を粘着テープで貼り付けます。このマウントが意外と大きいので、私の車(Honda Accord)の場合、少しはみ出してしまいましたが、きちんと固定できました。
また、電源はシガーソケットからとる必要があります。適切に配線を取り回しても十分な長さはあります。

Hudway Cast取付画像

スマホとHUDWAY Castを接続

スマホとHUDWAY Castの接続はiPhoneの場合Airplayで、Androidとは、Miracastで接続できます。
iOS12からはAirplayの仕様変更により別の方法(専用アプリ要)が推奨されています。
(私は今のところiOS12でのAirplay利用を継続中ですが問題を感じたことはありません、、、)

iPhoneの場合wifiを有効にした状態で、画面下から上にスワイプしてコントロールセンターを開きます。
コントロールセンターのScreen Mirroringボタンを押して、リストからHUDWAY Castを選択します。

スマホでナビを開始

スマホのナビアプリを起動して、通常通り、目的地設定、ナビを開始します。ナビ画面を横向きにするため、スマホを横してLandscapeモード(横画面表示)に変更します。
ここで、アプリが対応している場合はナイトモードに切り替えておくことが推奨されています。
通常モードでは、明るすぎて少し見にくくなってしまうためです。
【ナイトモード】

Hudway Castにナイトモードで投影

【通常モードの画像】

Hudway Castに日中モードで投影

以上で準備は完了です。
あとは、ナビに従いつつ、安全に注意して運転するだけです。

なお、HUDWAY Castにもスピーカーが内蔵されており、ナビの音声案内もHUDWAY Castから出力されます。

HUDWAY Castの評価

いいところ、気にっているところ

やはり、視線の移動が少なくて前方を意識しながらナビを見れるのは安心です。日差しが強く明るい日中や、朝夕の逆光になる状況でも見にくいと感じることもほとんどありません。かといって、運転の邪魔になるほど明るすぎたり、目立ちすぎることもなく、ちょうど良い感じです。(夜間運転中に日中モードで投影すると運転の邪魔になるほど明るすぎますので、常にナイトモードを使用することをお勧めします。)

悪いところ、気になるところ

iOS12ではミラーリングが切れる不具合があるようです。音声案内を使わない場合は 影響がないようです。私に場合は、常に視界にナビ画面が見えているため音声案内は使っていませんので影響なしです。(専用アプリを使った代替案※も提供されています。)
ごく稀に接続が切れてしまうことも確かにあります。なので、スマホは画面が見れる位置、手の届く位置に設置しておくことをお勧めします。なお、HUDWAY Castの一式の中に、マグネット式のスマホホルダーも同梱されています(使ってないので詳細お伝え出来ませんが、、、)
※公式サイト:Connecting HUDWAY Cast with your iPhone

iPhoneを使っているのですが、ミラーリングしてしまうと音声までHUDWAY Castに飛ばされてしまい、USBケーブルで車と繋いでいても、車載スピーカーから音楽を出すことが出来なくなってしまいます。。
あと、本体サイズが大きいこと。ダッシュボードとガラスの間にスペースが十分にないと取り付けすらできません。購入者から「自分の車に取付できない!返品したい!」という声が多かったのは事実です。
購入する場合には、本体サイズを確かめて、ちゃんと取り付けられるか確認することをお勧めします。

Hudway Cast本体サイズ

HUDWAY Cast感想まとめ

視線移動が少なくナビが面を見れることから、初めて行く目的地でも安全に道を迷うことなくたどり着けるようになります。きちんと取付できるかの確認は事前にしっかりしておく必要はありますが、非常に効果的なデバイスだと思います。
音声までHUDWAY Castに飛ばされてしまうので、スマホでSpotifyなど音楽を聴きたい場合、車のスピーカーではなく、HUDWAY Castの貧弱なスピーカーから流れてくることになってしまうのが一番残念です。
技術的に可能かどうかは分からないのですが音声だけでも USB ケーブル側から流せるようになればもっといいなと思いました。

技術的にはできちゃいますが YouTubeなどの動画を流しながら運転するのはやめときましょうね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました