楽天マガジンは、本当に読み放題といえるのか?

サービス

楽天マガジンをご存じでしょうか?楽天が提供してる雑誌読み放題サービスです。月刊誌、週刊誌などを定期購読している方の場合、毎月の雑誌購入費を抑えられる可能性もありますので、当ページをご覧いただければと思います。

雑誌一冊買うよりも安い料金で250冊以上の雑誌がほとんど自由に読める非常にお得なサービスだと思います。ただし完全に自由にすべて読めるわけではないので、その制約をしっかり把握、許容できれば最高のサービスだと思います。

楽天マガジンとは?

楽天マガジンとは、11ジャンル250誌以上の雑誌が、専用のアプリ上で読み放題になるサービスです。専用のアプリはAndroid、iOS(iPhone/iPad)用がそろっています。またPCでもブラウザ(IEやChromeなど)でも閲覧できるので、ほとんどのユーザが使用することができるかと思います。

また、一つの契約で、5台まで利用できるので、自宅ではパソコン、移動中はスマホ、旅先ではタブレットなどといった使い方でも十分対応できます。

また、一度開いた雑誌は自動で端末にダウンロードされるので、地下鉄や飛行機などインターネットにつながらない場所でも継続して読むことができます。旅行や出張に行く際に事前に複数雑誌をダウンロードしておけば、オフラインでも読むことができます。

楽天マガジンで読める雑誌は?

ジャンプやマガジンといったマンガ雑誌はまったくありません。

最新のリストは下記のオフィシャルサイトから確認できます。

参加雑誌一覧 - 楽天マガジン:6,000冊以上読み放題!
楽天マガジンで読める雑誌はこちらで検索。雑誌の詳細が確認可能。楽天マガジンは月額418円(税込)で6,000冊以上が読み放題。初回31日間はお試し無料。

楽天マガジンの料金は?

料金プランは下記の2種類あります。年払いのほうがお得(約2割引き)になります。

  • 380円/月
  • 3,600円/年

楽天グループのサービスなので、当然、料金の支払いでポイントを貯めることができます。またポイントでの支払いも可能です。

増税前の9月末までに年間契約するのもありかと思います。

楽天マガジンの残念な点

リストにある雑誌の全ページが読めるわけではない

9月中旬の各ジャンルにおけるランキング上位3位の雑誌について、掲載率(楽天マガジン上で読める紙面の割合)を調査してみました。掲載率の計算方法は、雑誌本誌(別冊なども楽天ブックで読めるが、ここでは除外)の最終ページ番号を比較しています。雑誌の紙面上に記載されている最後のページ番号と、そのページの楽天マガジン上でのページ番号を調査しました。(楽天マガジン上のページ番号/紙面上のページ番号 で表記)

掲載率が90%を超える程度あれば、十分読めるといえるかと思います。一方で60%未満の雑誌に関しては、特集記事が丸々読めない状態で、満足感がありません(読んだ気にならない)。

※一部、掲載率が100%を超えている雑誌がありますが、電子用の広告ページが入っていたり、雑誌と楽天マガジンのページ番号のふり方が異なるためと思われます。若干の差異はありますが十分参考にはなるかと思います。

  • 女性ファッション・ビューティー
    • BAILA 173/271 (64%)
    • andGIRL 215/213 (101%)
    • GLASSY 203/313 (65%)
  • 女性ライフスタイル
    • anan 91/133 (68%)
    • ひよこクラブ 190/206 (92%)
    • LDK 142/146 (97%)
  • グルメ・トラベル
    • おとなの週末 92/138 (67%)
    • OZmagazine 143/143 (100%)
    • 関西ウォーカー 128/130 (98%)
  • 趣味・娯楽
    • RETRIEVER 126/128 (98%)
    • ベストカー 168/180 (93%)
    • Mr.Bike BG 221/239 (92%)
  • 家事・インテリア
    • ESSE 156/172 (91%)
    • Beby-mo 160/162 (99%)
    • 3分クッキング 88/90 (98%)
  • 男性ライフスタイル
    • Begin 127/217 (59%)
    • HOT-DOG PRESS 166/165 (101%)
    • Casa BRUTUS 192/192 (100%)
  • 男性ファッション
    • 2nd 142/146 (97%)
    • MEN’S NON-NO 137/175 (78%)
    • Fine 145/162 (90%)
  • スポーツ・アウトドア
    • Tarzan 112/114 (98%)
    • 山と渓谷 212/210 (101%)
    • サッカーダイジェスト 50/82 (61%)
  • IT・ガジェット
    • DIME 126/126 (100%)
    • 月間グッズプレス 148/146 (101%)
    • 家電批評 167/145 (115%)《途中、小冊子37p分あり》
  • ビジネス・経済
    • PRESIDENT 79/147 (54%)
    • 日経マネー 85/161 (53%)
    • 週刊ダイヤモンド 84/114 (74%)
  • ニュース・週刊誌
    • FRIDAY 67/73 (92%)
    • 週プレ 119/177 (67%)
    • SPA! 148/154 (96%)

専用アプリが少し残念

専用のアプリが準備されていますが、使い勝手のところで少し残念なところがあります。雑誌を読んでいる際に、長く触らずに読み込んでいると画面が消えてしまいます。また既読/未読の管理も分かりにくく正確でないように思われます。

ただ、これらはそんなに大きな問題ではないと感じます。ただただ少し残念なだけです。(楽天のアプリは少し残念なものが多い気がします)

楽天マガジンまとめ

マンガ雑誌はありません。主にビジネス・経済紙の特集ページはほぼ読めません。ヌードやきわどいグラビアなどは隠されてしまいます。

一方で、IT・ガジェット系雑誌や、ライフスタイル系雑誌はほぼ読むことができます。これらの雑誌を毎月1冊でも購入しているのであれば、非常に安価でお得感のあるサービスだと思います。ご自身の興味がある雑誌がほとんど読めるのであれば十分価値のあるサービスではないでしょうか。

初回1カ月は無料で試せるので、一度実際に使ってみて、ご自分の興味のある雑誌がどの程度読めるかを判断してみるのが良いと思います。

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