プログラミングできるおもちゃSphero mini

デジタル小物

2020年のプログラミング必修化に向けていろいろとプログラミング思考を育むためのおもちゃやロボット、パズルなどが発売されていますが、その中で気になる商品を見つけたので早速購入してみました。まだ、プログラミングなどは試せていませんが、取り急ぎ開封レビューしたいと思います。

ざっと触ってみた感じは、幼稚園児、小学校低学年にはまだプログラミングのおもちゃとしては難しい気がします。小学校高学年、中学生あたりに適切かと思います。純粋なおもちゃとしては価格も手ごろで、見た目もかわいいことから幼稚園児、小学校低学年でも遊べるとは思います。

なお、当ブログでは英語画面が使用されていますが、アプリは日本語対応されているので、英語が不安な方でも問題なく利用できると思います。

Sphero miniとは

ピンポン玉くらいの大きさのロボットで、転がって自由に動き回ります。また、LEDを内蔵しており、こちらも自由に明るさや色味を変更することができます。カラーも白、緑、青、ピンク、オレンジなどカラフルで、価格も5,000円程度でした。

スマホと連携して操縦したり、 Scratchのように、命令の書かれたブロックを繋げてプログラミングして動かすこともできます。

〔スマートトイ+プログラミング学習〕 Sphero Mini グリーン M001GAS
by カエレバ

Sphero miniでできること

プログラミングで制御できることとしては、ロボットの動きはもちろん、LED、音(残念ながら音はSphero本体ではなく、スマホから鳴ります)を制御することができます。

また、計算式や衝突や落下といったイベント、センサーからの入力を利用することができます。

変数(Variables),関数(Functions)も作ることができるので、それなりの規模のプログラミングもできそうです。

搭載されているセンサーは、モーターエンコーダー、ジャイロスコープ、加速度計 です。 これらを使うことで、傾き、進行方向、速度、振動なども条件などに活用することができます。

Sphero min開封レビュー

商品は、吊り下げディスプレイ用のクリアケースに入っていました。思っていた以上にコンパクトでした。

パッケージの上段にはSphero min本体、下段には充電ケーブルと小さいボーリングのピンと、三角コーンが入っていました。これらを倒したり避けたりして遊ぶためですね。

まずは、本体をガチャガチャのケースのように半分に開けます。すると中のロボット部分が見えるので、そこにマイクロUSBケーブルを挿し込んで充電します。約1時間の充電で1時間遊べるそうです。充電中は青色に点滅しており、緑に点灯すれば充電完了です。

充電中
充電完了

Sphero miniで遊んでみた

専用のアプリをダウンロードし、さっそく遊んでみました。以下のような操縦用画面でSphero miniを縦横無尽に操縦できます。これは結構楽しいです。この画面上部のパネルから、LEDの色、明るさ、速度を変更することができ、画面下部の青い丸を操作することで前後左右へ操縦できます。Bluetoothで接続されているそうですが、しっかりと反応してくれます。

プログラミングするのは少し難しい

プログラミングする方法は大きく3つあります。

  • Draw ・・・スマホ画面上に線を引き、その線をなぞるようにSpheroが動きます
  • Blocks・・・Scratchのような開発画面で動作をプログラミングします
  • Text・・・・Java Scriptでコードを書きプログラミングします

Draw

画面上に線を希望する軌跡を描きます。線の色はその動きをしている間のSpheroのLED色を指定しています。また線の太さは速度を表しており、こちらも自由に制御できます。幼稚園児でも簡単にある程度思い通りにSpheroを動かすことができるかと思います。

Blocks

Sphero miniのメインのプログラミングとなりそうなのがこちらのBlocksです。Scratchのように命令の書かれたブロックを繋げていきプログラミングします。小学校低学年ではまだ少し難しいような気がします。

Text

こちらはもう完全にプログラミング、コーディングとなります。中学生、高校生くらいからでしょうか。大人がしっかり遊ぶのにもいいかも知れません。いずれにしても、スマホでコーディングするのはさすがに難しい(というか大変)でしょう。

サンプルコードもたくさんあります

Blocks, Textでできることも無限に広がりますが、まずは、すでにいくつも公開されているプログラムがあります。アプリからダウンロードして利用することができますし、そのロジックも確認することができます。ある程度プログラミングできるようになったら、これらのプログラムを参考にさらに複雑なプログラミングにチャレンジするのも良さそうです。

Sphero miniまとめ

おもちゃとして遊ぶのであれば、幼稚園児からでも遊べそうですが、やはり本命のプログラミングの学習としては、少し難しめです。小学校高学年くらいからだと思います。一方で、Java Scriptでのコーディングができるあたり、高校生~社会人にとっては、長く遊べるおもちゃになるかもしれません。本体にスピーカーがなく、音がスマホから鳴るのには激しくがっかりしましたが、それでもプログラミング出来るようにしてある点は一定の評価ができます。中学生くらいの子供とお父さんでそれぞれ1個ずつ使って競い合うとか面白そうですね。

〔スマートトイ+プログラミング学習〕 Sphero Mini グリーン M001GAS
by カエレバ

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