賃貸物件にハンモックを吊ってみた

単身赴任

ここでは、実際に私が賃貸物件にハンモックを吊っている方法をご紹介したいと思います。
ちなみに、完成した状態はこのような状態です。

なお、ご自身の体重、ハンモックの仕様、お家の間取り、構造などにより、下記の方法ではうまく吊れない場合もあります。最悪の場合、お家の破損、落下等の事故につながる可能性もありますので、ご自身でしっかりと確認いただき、自己責任にて実施ください。

賃貸物件にハンモックを吊る手順

ハンモックの設置場所を決めよう

このページの方法では、2×4材を両端に立てて、突っ張り棒でこの2×4材を壁に押し付け固定します。設置場所を決める際には下記の点を確認しましょう。

  • 2×4材を押し付ける壁が丈夫であること(叩いてみて空洞がないか確認)
  • 2×4材を置く床が平らであること。段差や傾いた場所に置くのは危険です。
  • 2×4材を置く場所にコンセントや換気口、スイッチなどがないか?
  • 両端の2×4材の間隔は使用するハンモックにとって適切か?

また、ハンモックには斜めに寝るので、あまり壁に近いところには設置しない方が良いかと思います。うちの場合は、少し揺れると足が壁に当たってしまします。。

必要なものを買いそろえよう

ハンモック以外に必要なものは以下となります。私の場合、全部そろえて6,000円くらいでした。
なお、私が使用しているハンモックはKammok mantisというアウトドア用のものです。

材料1:2x4材

2x4 (ツーバイフォー) 材とは、2インチ×4インチの四角柱上の木材で、建築材料やDIYの材料としてよく使われる木材で、ホームセンターなどで販売しています。ホームセンターで指定の長さに切断してくれるので、事前に必要な長さを確認してから買いに行ってください。

材料2:2x4材を立てるアタッチメント

「ディアウォール」か「ラブリコ」のいずれかになるかと思います。大した差はないので、ホームセンターで取り扱っているものを購入されればよいかと思います。私が行ったホームセンターにはディアウォールしかなかったので、ディアウォールを買いました。

材料3:アイプレート

2x4材に固定してロープやカラビナでハンモックと2x4材とを連結する部分となります。できるだけ耐荷重が大きいものを購入されることをお勧めします。本当は耐荷重100Kg程度のものが欲しかったのですが、ホームセンターにあったのが耐荷重60Kgまでだったので、それを使用していますが、体重60Kg弱の私が使用する限り、今のところ問題はありません。

材料4:木ねじ

アイプレートを2x4材材に固定するのに使用します。アイプレートのねじ穴を通るできるだけ太く、2x4材を貫通しないできるだけ長いということで、4㎜×30㎜のねじを選びました。

材料5:突っ張り棒

両端の2×4材の間に設置して、両端の2×4材を壁に押し付け、内側に倒れこんでこないようにするために使用します。必要な長さに合ったものを購入ください。280㎝以上の長さに対応する突っ張り棒は高価ですので、まずは280㎝以内で試してみることをお勧めします。

ほんの少しの工作

加工が必要なのは下記の2点です。工具が必要なので、ホームセンターによっては工具を貸してくれたり、代わりにやってくれたりするので、お願いするのも良いかと思います。

2×4材を設置場所に合わせた長さに切る

2×4材を置く場所の床から天井までの長さを図り、必要な2×4材の長さを決めます。ディアウォールでは必要な長さより45㎜、ラブリコでは95㎜短くすることが推奨されています。ホームセンターや通販で買う際に切ってもらうことを強くお勧めします。

2×4材にアイプレートを固定する

2×4材にアイプレートを木ねじで固定します。固定する高さは、ハンモックを吊って座った時、足を地面につけて膝が直角あるいはもう少し曲がる程度の高さが適切です。

ドライバーを使って手で絞めるのも不可能ではないですが、大変なので電動ドライバーなどを使って締めることをお勧めします。(貸してくれるホームセンターもあります)

材料とハンモックを設置しよう

ここまで準備ができればあとは簡単です。2×4材の上下にアタッチメントを取り付け、壁際に立てます。ここでは、両端の2×4材がきちんと正面で向かい合っているか、垂直に立っているかを確認します。

そして、2×4材の間を突っ張り棒で突っ張ります。高さはできるだけ高い方が邪魔にならないと思います。うちの場合は、ハンモックを一時的にはずして、突っ張り棒を物干し竿として使用することも考えた高さにしました。

いよいよハンモックを取り付けます。アイプレートにカラビナまたはロープでハンモックを取り付けます。

これで出来上がりですが、まだ飛び乗るのは早いです!しっかり確認しましょう。

使用前にしっかり確認しよう

設置出来たら、ハンモックの最下部(座る位置)に手をついて、少しづつ体重をかけていきます。以下のサイトのSTEP6にあるような方法で確認すると、怪我をしにくいかと思います。

ハンモック泊の場所選びから設置まで〜アウトドア歴40年の達人に訊く〜 - .HYAKKEI[ドットヒャッケイ]
近年キャンパー界隈で注目されつつあるのが、ブッシュクラフトスタイルでの「ハンモック泊」。憧れている人も多いのではないでしょうか。今回はアウトドア歴40年のベテランキャンパー寒川一さんにハンモックの場所選びから設置方法、座り方まで聞いて来まし...

この際、両端の2×4材の天井側とアイプレート部をしっかり確認しながら行ってください。少しでも2×4材がずれる、アイプレート部が外れそうなようであれば使用を中断しましょう。
2×4材の位置、突っ張り棒の突っ張り具合を調整して動かないことを確認してください。

きちんと設置出来たことが確認できたら、ようやく座ってみたり、寝てみたりしてみてください。

でも、まだ油断はしないでください。念のため、少し座ってみたり、寝てみたり、少し揺らしてみたりしてみてください。その際も決してくつろがず、2×4材、アイプレート部に注意を払いつつ様子を見てください。

夜、ハンモックで就寝する場合は、念のため、下には壊れ物、固いものを置かないようにしましょう。座布団やクッションを置いておくのもいいかもしれません。就寝中に不意に落下しても大けがしないように対策をしておきましょう。

再度、しっかり確認しよう

一晩寝てみたら、翌朝には必ず、2×4材、アイプレートの位置、状態を確認してズレ、ヒビ割れなどがないことを確認しましょう。

ここまで問題なければ、ほぼ大丈夫でしょう。ただ、定期的に確認はするようにした方が良いでしょう。

賃貸でもハンモックをあきらめない!

以上の方法で、ハンモックを使用しています。アウトドア用のハンモックですが、まだ外で張ったことは一度もありません。。

なお、このページの方法で、寝返りをうったり、ハンモックの上で姿勢を変える際にも不安を感じたことはありません。

ただ、壁が近いことと、2×4材の間隔が2.4mほどしかなく、ハンモックを吊るすには少し短いと感じており、設置場所、方法を変更しようと検討中です。また更新があればお知らせいたします。

それでは、皆様も、よいハンモックライフをお送りください。

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