こちらでも記事にしたように、Googleより初のスマートウォッチPixel Watchが正式に発表されました。
正式発表を受けて、Pixel Watchの仕様がだいぶ分かってきました。ここでは、正式発表された内容から良かった点、気になる点を整理してみます。購入迷っている方の参考になれば幸いです。
Google Pixel Watchの良かった点
まずは、良かった点について整理したいと思います。
スマートなデザイン
こちらはリーク情報どおりではありましたが、円形デザインの丸みを帯びたデザインです。ウォッチフェイスとバンドを変えることで、アクティブな場面でも、フォーマルな場面でも違和感なく溶け込んでくれそうに感じます。
円安なのに39,800円
米国では349.99ドルという事前情報がありました。昨今のドル円相場でいうと1ドル=約140円程度まで円安が進んでいますので、この相場観で行くと349.99ドル×140円=48,999円となってもおかしくない状況でした。
そんな円安相場にもかかわらず、(通常相場より1万円ほど安い)39,800円で出してきたところにGoogleの本気度が感じられます。
NFC、Felicaに対応
NFCには対応すると見込まれていましたが、Felicaに対応するかは微妙ではありました。その一方で、日本国内ではFelica対応はSuicaを利用するうえで必要となるため、重要視されていました。また、FitbitではFitbit PayとしてSuicaにのみ対応しており、このような特殊対応になる懸念もありました。
しかし、そこにもしっかりと対応をしてきたところより、AndroidユーザにおけるApple Watchの位置づけを本気でとりに来ているように感じられます。
現時点ではSuica対応のみですが、PASMOやEdyなどの他のFelica使用の非接触決済アプリの充実もGoogleがしっかりと働きかけてくれると期待しています。
80分で満充電
コンパクトな筐体となると、バッテリー持ちの問題が問題となりがちです。できるだけ長く着用しておきたいモノなので、充電するための時間は短い方が良いと思います。睡眠時や活動時の計測ができないとこの手のデバイスは価値が半減してしまいます。
その点についても、Google Pixel Watchは80分で100%まで充電可能としています。また、50%までに30分、80%までに55分で充電可能としています。
Google Pixel Watchの残念だった点
次いでは、残念だった点について整理します。
無線給電には非対応
バッテリ持ちが24時間程度ということなので、1日に2回以上の充電が必要になりそうです。その度に専用のチャージャーに接続しないといけないので、専用チャージャーを持ち歩く必要もありそうです。無線給電のQiに対応してくれていれば、スマホと同じ無線チャージャーや、スマホによってはスマホからでも、こまめに充電することもできたのに、少し残念です。
スマートアラームに非対応
Fitbitデバイスでは睡眠状態を監視して、設定した時間の30分前から、眠りの浅いときを狙って振動し起こしてくれるスマートアラームという機能がありました。Pixcel WatchとFitbitの比較表を見てみると、Pixel Watchはこのスマートアラームに非対応となっていました。これは当然ある機能だと思っていたので大変残念です。ソフトウェアのアップデートで対応されることを期待します。
FeliCa対応は(今のところ)Suicaのみ
FeliCaを搭載したのはいいのですが、今のところ使えるのはSuicaのみ。しかも新規にPixel watchで発行する必要があるようです。Fitbit charge5とかでやってるのと同じ感じです。近い将来、Apple Watchのようにフル対応してくれることに期待します。
やはりベゼルは大きそう
円形のディスプレイと厚いベゼルのせいで表示領域は、四角いApple Watchなどに比べると狭く感じてしまいます。デザイン重視で視認度が少し犠牲になっている可能性はあります。
電池持ちは最大24時間程度
サイズやデザインとのトレードオフなのは理解してはいるものの、バッテリー持ちが最大24時間となると使い方によるのでしょうが、1日に2回は充電する必要が出てきそうです。外出中はしたくないので、入浴中と、朝ごはん中とかでしょうか。。
iPhoneには非対応
FitbitはiPhoneでも使用できるので、同じようにPixel WatchもiPhoneで使用できるようにするかもと思っていたのですが、こちらは非対応でした。Apple Watchと戦うというよりは、住み分けといったところを狙っていくのでしょうか。
発売日は13日
米国では、すでに発売しているようですが、日本での発売は発表から1週間後の13日となっており、もうしばらく待つ必要があります。すぐに使いたかったです。。
Google Pixel Watchのちょっと気になる点
LTEモデルはKDDIとSoftbankしか使えない
Google Pixel WatchにはLTEモデルとWi-Fiもでるがあります。LTEモデルはスマホが近くになくても単体で通信、通話ができるのが特徴ですが、LTEモデルで通話、通信をするためにはKDDIかSoftbankの回線をスマホで使っている必要があるようです。
Wi-Fiモデルでも、スマホが近くにあればスマホの通信機能を使ってPixel Watchで通信、通話が可能なので、多くの場合はWi-Fiモデルで十分だと思っています。
Fitbit Premiumを使うと何ができるのかが分かりにくい
Google Pixel Watchを購入すると6カ月間、Fitbit Premiumを使用できます。このFitbit Premiumですが、どんなことができるかというと、
- 今日のエナジースコア(トレーニングに適した体調かどうか)を算出してくれる
- プレミアムチャレンジに挑戦してバッジを集めて、競争できる
- ストレスマネジメントスコアの内訳レポートを出してくれる
- 健康指標(心拍や睡眠、活動量などの)の日々の傾向、推移を見れる
- ウェルネスレポートを毎週作ってくれる
- ワークアウトコンテンツにアクセスできる
- マインドフルネスコンテンツにアクセスできる
- 睡眠スコアの詳細な内訳レポートを出してくれる
ができるようになるようです。ここで間違えてほしくないのは、Premium出ないと全くできないのは少ないという点です。エナジースコアの算出、プレミアムチャレンジはPremiumユーザしか得られない情報かも知れません。しかし、他のレポート系に関してはPremiumは詳細な内訳が見れるものであり、自身の活動量や健康指標の推移などは非Premium会員でも見ることはできます。
既存のFitbitユーザなら理解しているとは思いますが、Premium会員を継続しないと活動量などのデータが取れないわけではないので、誤解しないようご注意ください。
Google Pixel Watchをお得に買えるかも
現在、Google Storeでは、新型スマートフォン Pixel7も販売しています。そして、10月16日までに、Pixel7を買うと、21,000円分のGoogle Storeで使えるStoreクレジットをもらうことができるようです。Storeクレジットの有効期限は2023年10月6日までで、次回以降のGoogle Store利用に使える。Storeクレジットは商品が発送されてから24時間程度で発行されるとのことです。
Pixel7とセットで買うと21,000円お得
これを上手く活用すれば、Pixel7(82,500円)を購入し、21,000円分のStoreクレジットをもらう。そのStoreクレジットを使ってPixel Watchを買う(39,800円-21,000円=18,800円)。
このようにすると、約10万円で最新のGoogle Pixel7とPixel Watchを入手することができます。
Pixel6ユーザはさらにお得(機種変+Pixel Watchが約28,000円でできちゃう)
Pixel Watchを速く入手したいと思ったので、Pixel Watchだけを15%OFFクーポンを使って予約購入(33,830円)したのですが、Pixel6を持っているので、以下のようにすればよかったと少し後悔。。。
Pixel7を15%OFFクーポンを使って購入(-82,500円→-70,125円)
Pixel7の発送24時間程度でStoreクレジットをゲット(+21,000円)
手持ちのPixel6を下取りに出す(+61,500円)
Pixel WatchをStoreクレジットを使って購入(-39,800円+21,000円=‐18,800円)
こうすれば、27,425円の出費となり、Pixel Watch単体で買うより6,000円ほどお得になるだけでなくで、Pixel7への機種変更もできたのに。。。
さらに、最近Google Storeで商品を買うと15%OFFクーポンが付いてきていたので、もし仮に、Pixel7購入に伴い15%OFFクーポンもついてきたら、、、Pixel Watchを15%OFF+Storeクレジット利用により33,830円-21,000円=12,830円となり、総出費は21,455円となったかもしれません。(取らぬ狸の、、、ですが。)
Google Pixel Watchは噂よりは良かったと思う
Google初のスマートウォッチということでPixel Watchに対しては不安も少なからずありますが、今回の発表内容を見る限り、しっかりと競合の研究をしてきた出してきたんだろうという感じがしました。Googleはリリース後も、ソフトウェアアップデートで機能改善をしてくれたりするので、そういった点でも今後に期待できるPixel Watchだったかと思います。
来週には手に入るはずなので、実際の使用感をレポートできればと思っています。
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