Tern Surge Unoは、シングルスピードの小径車で、ハンドルはブルホーンバーが標準装備されています。写真のようにブレーキレバーはハンドルのセンター部に着いており、またレバーは長くないため、センター部分を持っていない場合はブレーキに手がかかりません。
Tern Surge Unoではギアを固定にもフリーにもできるので、私は固定にしています。なので、ブレーキを使う頻度は高くはないのですが、緊急時などブルホーンの角の部分?(センター部ではなくサイド部で進行方向に向かっている部分)を持っているときにとっさにブレーキを掛けられないのは危険かもしれません。ということで、ブルホーンの角の部分を持っていてもブレーキを掛けられるようにしました。
ブルホーンに着けるブレーキの種類
ブルホーンの先端に着けるタイプ
ブルホーンバーの先端に取り付けるタイプのブレーキです。このタイプは先端に取り付けることでブルホーンの角の部分を持っている際にはブレーキをかけやすいですが、逆にセンター部を握っている場合はブレーキを掛けることができません。
センター部にレバーの長いブレーキを着けるタイプ
ブルホーンのセンター部にレバーの長いブレーキを着けます。これにより、センター部を握っていても、角の部分を持っていてもブレーキレバーを握ることができます。
今回はこちらのタイプで有名なDIA COMPEのギドネットレバーを取り付けることにしました。
用意する部品
まずは、取付するギドネットレバー本体を用意します。DIA COMPEのギドネットレバーです。色は銀と黒がありますが、あまり目立たせたくないので黒を選択しました。
次いで用意するのはブレーキワイヤーです。ブレーキワイヤーには大きく2種類があるようです。1つはロードバイクなどで使うタイプ、もう一つはMTBで使用するタイプ。これらは、タイコ(ブレーキワイヤーの端についており、ブレーキレバーに引っ掛ける部品)の形状が異なり流用はできなさそうです。
DIA COMPEのギドネットレバーはMTBタイプのものに対応しておりますが、Tern Surge Unoに使われているのはロードバイクのタイプでした。なのでMTBタイプのブレーキワイヤーを用意する必要があります。
また、DIA COMPEのギドネットレバーの取り付けにはバーテープを着けたままでは取付できません。バーテープを外す必要があるので新しいバーテープも用意しておく必要があります。こちらは好みのものを見つけて用意すればよいかと思います。
Tern Surge Unoにギドネットレバーを取り付ける
標準のブレーキレバーを取り外す
まずは今ついているブレーキレバーを取り外す必要がありますが、これは特に難しいこともありませんでした。ブレーキキャリパに固定されているブレーキワイヤを外してブレーキワイヤをフリーの状態にします。ブレーキワイヤの先端についているキャップ状のものはペンチで引っ張れば簡単に抜けます。
あとはブレーキレバーを固定しているねじを緩めてブレーキレバーを取り外せば簡単に取り外せました。
バーテープをはがす
バーテープを巻いた状態ではハンドル径が太すぎてギドネットレバーの取付金具が通せません。なのでバーテープを外す必要があります。
バーテープはテープなので単純にはがしていくだけですが、ドライヤーで熱しながら剝がしていけば奇麗に剝がすことができます。
ちなみにそれを知らずに無理やり剥がしていった結果がこちら
バーテープの粘着部分がハンドルに残ってしまっています。これをチマチマ取っていくのも時間がかかります。
反対はドライヤーで熱しながら丁寧に剝いできました。すると奇麗にとることができました。
ギドネットレバーを取り付ける
DIA COMPE ギドネットレバーの取付金具は23.8㎜径のハンドルに対応しています。Tern Surge Unoに標準で着いているハンドルバーの径はこれより少し細くなっており、このままでは取付できません。
そこで、ビニールテープを5,6周巻いて適当な太さに調整しました。
あとは、この取付金具にブレーキレバーをねじ止めすれば取り付けられます。
ブレーキワイヤを通して元通りにつなげる
ブレーキレバーを握るとネモトの部分にタイコを嵌める穴が開いているのでそこにブレーキワイヤのタイコをひっかけます。握り具合や位置を調整しながらしっかりと固定します。
微妙にTern Surge Unoに標準でついていたアウターケーブルのほうがサイズが大きくてしっかりと付け根のあたりが繋がらず、少しぐらつきますが、とりあえずは使えそうです。
バーテープを巻く
最後に好みのバーテープを巻いたら完成です。
結局のところ、ギドネットレバーはやめた。。
写真をなくしてしまいましたが、いったんギドネットレバーを取り付けてしばらく乗っていました。が、レバーの引き代とレバーとハンドルの間隔の調整がうまくいかず、ブレーキを握ると指を何本かレバーとハンドルに挟む形になってしまい痛い&ちゃんとブレーキが掛けられないという問題がでました。
なので、結局はブルホーンの角の先につけるタイプのブレーキに変更して乗っています。
まだ、最適とは思っていないのですが、現状、もうしばらくはこれで行きそうです。
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