Hilander グランピアンに最適なインナーテント

アウトドア

こちらの記事にも書いた通り、ハイランダーより発売されたグランピアンを購入しました。こちらのグランピアンは、フロアレスとなっており、コット寝をするか、インナーテントを設置する必要があります。

我が家は現在、コールマンのタフドームをキャンプを始めた2017年からメインで使用しております。家族3人(大人2人+小学低学年男児)で行くことが多く、タフドームがちょうどいいくらいのサイズでした。

また、2020年からは、設営時間を短縮するため、ハイランダーの大型ポップアップワンポールテント、フィンガルを活用し始めたところです。こちらのテントは大型であるにもかかわらず、非常に手早く設営・撤収ができました。一方、スカートのないフロアレスなのと、生地が薄いこともあり、夏季専用にしています。

いずれも、比較的大きめなテントで、とてもグランピアンのインナーテントとしては活用できそうにありません。こうして、グランピアンを活用するためのインナーテントの検討を始めました。

検討対象となったインナーテント

まず、検討対象となったのは、グランピアン同様、ハイランダーから発売されているカンガルースタイルでの利用を前提とした自立式インナーテント2種と、DODから発売されている同じくカンガルースタイルでの利用を想定したカンガルーテント。

いずれも2人用、3人用の設定がありますが、我が家では3人用で検討しました。

まずは、これらの仕様を比較してみました。

ハイランダー
(遮光)
ハイランダー
(ポリコットン)
DOD
カンガルーテント
設営サイズW220cm
D180cm
H140cm
W220cm
D180cm
H130cm
W210cm
D210cm
H140cm
収納サイズW57cm
D20cm
H17cm
W60cm
D不明
H15cm
W77cm
D21cm
H21cm
重量3.2Kg3.6Kg4.9Kg
付属品ポール、ペグ、
収納袋
ポール、ペグ、
収納袋
グランドシート、
ペグ、収納袋
本体素材遮光コーティング済み
ポリエステル
ポリエステル65%
コットン35%
コットン100%

ハイランダー 自立式インナーテント(遮光)

ハイランダーの自立式インナーテント(遮光)は名称にもあるように、遮光性を売りにしているようです。生地の裏面に遮光コーティングが施されており、テント内に光を入れないとのことです。

遮光性を売りにしている割に、下部(外観の写真で黒いところ)は遮光コーティングがされておらず、光が漏れこんでくるというレビューコメントがありました。

また、出入り口部分はメッシュが外側についており、メッシュ状にした場合、生地をテント内部でまとめる必要がある点も気になるところです。

遮光性素材を使用しており単体での夏季利用もこなせそう
収納サイズがコンパクトで軽量
安い(税込み10,980円)

ベンチレーション性が不足していそう
売りの遮光性が完全でないというレビューがある
付属品が最低限しかない(グランドシートもない)
フライシートがなく単体利用は難しい(オプション設定もない)
メッシュ地が外側についている

ハイランダー 自立式インナーテント(ポリコットン)

ハイランダーの自立式インナーテント(ポリコットン)は名称にもあるように、本体の生地にコットンを配合したポリコットン(ポリ65%、コットン35%)を使用しています。コットン混紡素材を使用することで、結露しにくいコットンの特性とポリの軽量性といった両者の良い所取りができています。

こちらは一番背が低く130cmしか高さがありません。一方で、出入りは前後の2か所からできるため、カンガルーテントとして利用する際の配置に自由度があります。また、左右にもベンチレーションが備えられており、テント本体の素材と相まって前後のドアをメッシュにすることで夏季でも快適に過ごせそうです。

写真を見る限り底面は別生地を使用しているのだとは思うのですが、仮に底面もポリコットンなのであれば、しっかりとグランドシートで守ってやる必要がありそうです。

素材にポリコットンを使用している
前後の二か所から出入りできる
4面から喚起することができる
安い(税込み10,980円)

テント内に小物ポケットすらないかもしれない(不明)
底面の耐水圧に不安がある
テント高が低い
付属品が最低限しかない(グランドシートもない)
フライシートがなく単体利用は難しい(オプション設定もない)

DOD カンガルーテント M

DODのカンガルーテントは、フルコットンである点がポイントかと思います。フルコットンとはいえ、しっかりとフロア部分には、210Dポリエステルを使用し防水性を確保しています。またグランドシートも付属していること、別売りではあるものの、フライシートも用意されており、単体での利用も可能となっています。また、電源コードの引き込み口や室内にポケットがついている点など細かな心遣いが見て取れます。

こちらは、他の方のブログなどでも使用レビューがあがっており、好評価を集めていました。

レビュー記事などを見て気になった点は2つ。1つは少し生地が薄く透けて見えるというレビューがあった点。もう一点は、メッシュ生地が外側に位置しているため、メッシュ状にする際には、扉部を内側にまとめることになること。このまとめた部分がテント内に位置することにより、ただでさえ狭い室内をさらに圧迫するというレビューもありました。

室内サイズが210cm×210cmと比較的おおきい
コットン生地を使用しており質感がよさそう
標準でグランドシートが付属している
別売りのオプションでフライシートが販売されている
ワンタッチ機構で設営・撤収が速く簡単
4面をメッシュ化でき通気性が良さそう

高い(税込み17,799円)
メッシュ地が外側についている
収納サイズがでかく重い
長期利用におけるワンタッチ機構の故障

インナーテントを購入しました!

グランピアンの購入に合わせて、その中で使用するインナーテントを上記の3つを比較、検討し手購入しました。

ハイランダー 自立式インナーテント(ポリコットン)を選択

結局、グランピアンと同じメーカーのハイランダーから発売されている自立式インナーテント(ポリコットン)を購入しました。

決め手は以下の点

  • DODとの価格差が大きい
  • 出入り口が前後の2か所にあるため、配置場所や動線の自由度が高まると思いました。
  • コットンでは湿気を吸いすぎる懸念があり、ポリコットンがちょうど良い
  • (主観ですが)形が一番かっこいい
  • シンプルな仕組みなため、壊れにくく長く使えそう
  • デメリットが気にならない
    • 手持ちのコールマンのグランドシートを敷くので付属のグランドシートは不要
    • 電源コード引き込みは前後のドアの下部を活用
    • 寝るだけの利用に限定して高さは気にしないことにする

DODのカンガルーテントでも不満に感じる点や懸念点が残る状態だったので、どうせ100点満点のものがないのであれば安いほうでいいやという感じでした。また見た目がすっきりとしている点もハイランダーのインナーテント(ポリコットン)にした決め手でもあります。

夏季の利用を想定すると、フライシートを単体販売して欲しいような気もしますが、まずは冬季用と位置付けて使ってみることとします。

ハイランダー 自立式インナーテント(ポリコットン)の使用感

1月25日追記:購入後使用する機会があったので初回利用レビューを追記しました。ただ、初回設営で写真を撮る余裕がなく文字のみでのご報告となります。。

自立式インナーテント(ポリコットン)の外観

まずは、袋もポリコットン素材のようでさらっとして手触りでした。収納サイズについては、W60cm×D不明×H15cmとしていましたが、直径が15cm程度の筒状に収まります。収納袋は本体のサイズ感からだいぶ余裕があり、収納時に入りにくく困るということはなさそうです。

気になっていたテント底面の素材ですが、素材は不明ですが、ポリコットン素材ではなくナイロン系の撥水性・耐水性のありそうな素材でした。

テント本体はポリコットン素材らしいさらっとした感覚です。コットンほどザラっとしておらず、ナイロンほどツルっとしていない中間の感触で個人的には好きな感触です。

生地は十分に分厚いとまではいい難い厚さです。ひっかけて破れてしまわないか少し気にはなりました。重量や収納サイズとの兼ね合いとなるので仕方がないところでしょうか。

自立式インナーテント(ポリコットン)の設営・撤収

設営・撤収に関する説明書はありませんでしたが、困るようなことはありませんでした。2本のポールを組み立て、テントの上部でクロスするように、テント外側上部にあるスリーブに通していきます。ポールのジョイント部分が段差になっており、この段差がスリーブに通すときに引っ掛かり地味にやりづらいです。

スリーブを通したポールの先端をテントの床四隅にあるピンに挿し込んでテントを立ち上げると自立します。あとはポールにテント外のフックをひっかけていけば完成です。当日は雨天だったため、グランピアンの中で設営したため手間取りましたが、ポールを広げられるほど十分に広い場所であれば数分で組み立てられるかと思います。

なおグランピアンの中には予定通り問題なくすっぽりと配置できました。

撤収は上記の逆の流れとなります。ここでも地味にポールがスリーブに引っ掛かったりしますが、特に難しいことはありません。テント床面が真四角なので、畳むのにも迷いませんし、多少サイズが大きくなっても、収納袋には余裕があるのですっぽり収まります。

なぜか、ポールがポール収納袋からはみ出してしまいました。ポールの連結部を外す際に少し注意が必要です。表現難しいですが、ポール(-)、連結部(=)とすると、-=-=-となっているポールを-=, -=, -と分割しなければならないところ、-, =-=, -このように分割してしまったため、ポールに連結部が2つついた状態となり、袋より長くなってしまったのでした。

自立式インナーテント(ポリコットン)の使用感

一晩使用してみての感想です。

当日は雨天であったこともあり、グランピアン内部は結露がすごいことになっていました。こんななか自立式インナーテント(ポリコットン)には水滴はついていませんでした。また極端に湿気を吸ってしまっているようなこともありませんでした。

カンガルースタイルでの使用で自立式インナーテント(ポリコットン)はスカート付きの幕(グランピアン)で覆っていたので、冷気の侵入を感じるようなことはなかったです。

我が家の寝具は以下の2in1のものを使用しています。この寝袋のサイズは約168×190cmで、180cm×220cmのテントではほぼ全面この寝袋で覆われます。

テントの壁面すぐそばで寝ることになりますが、頭上も側面もほぼ垂直に立ち上がっているおかげか、圧迫感は感じませんでした。また出入り口が2か所にあるため、近いほうの出入り口から出入りができるので、寝ている人をまたぐ必要もないのでテントの高さが低い点も気になりませんでした。

自立式インナーテント(ポリコットン)の使用感まとめ

一晩だけですが、使ってみた感じの感想としては、可もなく不可もなくといった感じです。質感は気に入りましたが、生地が少し薄い気がします。また設営が思ったよりも手間取ったこともあり、DODのワンタッチにすれば良かったかなぁという気持ちも湧いてしまいました。さすがに買い替えまでは考えていないので、もう少し使ってみると感想も変わってくるかもしれません。

ポリコットンのさらっとしたテント
シンプルな構造で設営・撤収に迷わない

生地が薄く少し不安
思ったほど設営が速くない(慣れの問題かも?)
コンセント引き込み口、小物入れなどは一切ない

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