中古のコールマン パワーハウス 414を使えるようにする

アウトドア

ヤフオクで落札したコールマン パワーハウス 414が届いたので、さっそく開封、状態を確認してみました。

ここに至るまでの記事は下記をご参照ください。
冬キャンプでも強火で料理できるガソリンストーブが欲しくて中古のパワーハウスを選んでしまった
中古で買ったコールマン パワーハウス 414 を使えるようにするための事前準備
中古で買ったコールマン パワーハウス 414 の事前確認項目の洗い出し

商品の外観を確認する

外箱ですが特に目立った凹みや傷、錆もは見当たりません。

タンク周りやバーナー周りの付属品を確認します。特に不足はないようです。

それどころかマニュアルも付いていてびっくりしました。どうやら1996年製のモデルのようです。

ケースの取っ手部分の動きが渋いですが、まぁ、問題なさそうです。

バーナー部も多少の汚れはあるもののきれいなものです。

荷物を受け取った時から気づいていたのですが、タンクには液体が入っているようです。チャポンチャポンと音がします。

給油口を開けてみるとプシュっという音とともにガソリンの匂いがします。匂い的にはレギュラーガソリンのように思われます。

ガソリン抜き取りホースを差し込んでポンピングしてみます。ポンピングする際には、事前に購入していたリュブリカントを少し指してからやってみました。ビビりながらやったので少しだけしか出せませんでした。今度はもう少ししっかりと押し込むとどんどん燃料が出てきました。

色と匂いからほぼ間違いなくレギュラーガソリンでしょう。色は澄んでいるので腐ってはいないように思われます。錆のような不純物も混ざっていないようなのでタンク内も良好と思われます。

また、ポンピングをしてタンク内のガソリンを抜くことができたので、きちんとポンピングで燃料タンクの内圧を上げることができるということも併せて確認できました。

着火テストをしたいものの、自宅マンションのベランダでは万が一の際に影響が大きいので、キャンプ場で着火テストすることとし、筐体周りの掃除をすることにしました。

バーナーリングの状態です。ピッカピカです。ほとんど使われていなかったのでしょうか。。。?

一通り清掃をして組み立てなおしました。これで準備万端です。

パワーハウス 414の着火テスト

さて、それでは着火テストを行います。手順通り、ポンピングを100回程度行います。ポンピング不足は不完全燃焼の原因となるようなので、しっかりと行いました。

ポンピング後のタンクを取り付け、ドキドキしながらチャッカマンで着火します。

おや?火が赤いのはともかく、火の出るところがおかしいです。本来はバーナーリングの周辺で火が付くはずですが、そこではなく、ジェネレータ先端、ミキシング部から炎が上がっています。

慌てて燃料コックを締めますが、すぐには火が消えません。。ドキドキしながら鎮火するのを待ちます。

ここで、分解清掃時に気になったことを思い出しました。

分解清掃時にバーナー部を確認した時、バーナーリング周辺に煤はほとんど無かったにも関わらず、ジェネレータ部に煤が多くついていたのです。

推測するに、結構新しい時期に414を使おうとして使ってみたけど、同じようにミキシング部から赤火が上がり、その後使われることがなかったのではないかと思いました。

赤火がジェネレータ先端から出た原因

ポンピングで内圧を上げられることや、ジェネレータから燃料が出ることは確認済みなので、燃料を押し出すまでの機能は正常に動作していそうです。また、バーナーリングに詰まりなどはなく綺麗なので、ジェネレータ内部かジェネレータ先端、ミキシング部に問題があると考えられます。

正常に燃焼する414とジェネレータ先端部、ミキシング部を見比べてみます。

まずは、問題のある414

なんとなく、ミキシング部とジェネレータの軸がずれて(曲がって)刺さっているように見えます。

一方、正常に燃焼する414

おや?問題のある方のジェネレータがしっかりとミキシング部に入り切っていないように見えます。

問題のあるのが左、正常に燃焼する414が右の写真です。

ということで、試しにタンクをグイっと押し込み、ジェネレータをもう少しミキシング部に挿し込み、再度着火。すると、以下のように青い炎が上がるようになりました。

サブバーナーも添加してみました。

メイン、サブともに青いきれいな炎になりました。

中古コールマン パワーハウス 414まとめ

さて、今回ヤフオクで3,000円+送料で入手したコールマン パワーハウス414ですが、ほとんどノーメンテナンスで利用できるような状況でした。またレギュラーガソリンもタンクにほぼ満タン入っていたのでしばらくは補給なしで使えそうです。

筐体が曲がってたのか、タンクをひっかける爪がゆがんでいるのか不明ですが、しっかりと奥まで押し込んでジェネレータがミキシング内にはいるように注意は必要ですが、お得なお買い物ができました。

ちなみに、当記事の途中で「正常に燃焼する414」が登場しておりますが、実はこれもヤフオクで落札(2,800円+送料)したものでした。「程度が良いが使えるか不明なもの」と、「程度は悪いが燃焼テスト済みのもの」をそれぞれ落札し、最悪、部品を使いまわせばそれなりのものができるかと思い購入していたものでした。

おかげで二つとも正常に燃焼させることができました。

さて、冬まで飽きずに使い続けられるか気になるところですが、取りあえずは1軍用品入りです。

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