中古で買ったコールマン パワーハウス 414 の事前確認項目の洗い出し

アウトドア

ヤフオクでコールマン パワーハウス 414を落札しました。どんな程度のものが届いても対応できるように、事前にいろいろシミュレーションしてみました。

ここに至るまでの記事は下記をご参照ください。
冬キャンプでも強火で料理できるガソリンストーブが欲しくて中古のパワーハウスを選んでしまった
中古で買ったコールマン パワーハウス 414 を使えるようにするための事前準備

#下記はすべて妄想です。実物が来る前に「来たらこうしよー」と考えている内容です。

届いたら商品の外観を確認する

付属品、パーツ類の確認

まずは、外観からわかる範囲で付属品や無くなってるパーツがないか確認します。

蓋や風防、風防クリップ、ごとくが揃っているか?バーナーやタンクのキャップなど取り外せる部品がなくなっていないかざっと確認が必要でしょう。

可動部の確認

動くべきところがきちんと動くかを見ておきたいと思います。蓋の開け閉め、風防の展開、燃料タンクのキャップの開け閉め、ポンプノブのポンピング、燃料バルブの開け閉めなどを確認して、固着いている箇所がないか確認が必要でしょう。

なお、燃料バルブの開け閉めの際には、タンク内に圧力がかかっていると燃料が噴出する可能性がありそうなので、先に燃料キャップを開けてタンク内圧力を下げておき、かつ念のため屋外で作業するべきでしょう。

燃料系の確認

燃料タンク内の状況を確認

では、いよいよ機能的な確認をするため、燃料系から確認をします。

まずは、タンクを振ってみます。タンクを振ってみて音がしないか確認します。燃料が残っていたら「チャポチャポ」と、錆が大量に出ていれば「サラサラ、カラカラ」といった音がするようです。

続いて、穴が小さくて確認しにくそうですが、給油口から覗き込んで燃料タンク内の錆状況を確認しておきたいと思います。

タンク内に液体が入っているようであれば、ガソリン抜き取りポンプで空瓶などに抜き取って内容物の状態を確認しましょう。錆が混ざっていたり、腐っていたりしたら何らかの対処が必要となります。

錆が混ざっているようであればタンク内が錆ているのでこれらの錆を落としてやる必要がありますが、方法としては、新しいホワイトガソリンとともに、金属製のナットやチェーンをタンク内に入れタンクを振ることで錆をこそぎ落とすか、バイク用品店などに売っているタンクの錆取りを使う方法があるようです。

腐っていたり古いガソリンが入っていた場合も、新しいホワイトガソリンを入れてすすぐ感じになるようです。

タンクにガソリンを入れて振る際には、給油口のパッキンを確認して、漏れないようにしっかり栓ができていることも確認しておく必要がありそうです。

ポンピングしてみて圧力が上がるか確認

次は、ポンピングをしてみて燃料タンク内の圧力が上がるかを確認してみます。

燃料タンクに液体が入っている場合は、タンク内を確認するために、抜き取りポンプを使って内容物を排出できたのであれば、タンク内に圧力をかけることはできているということになると思います。

燃料タンクが空なようであれば、燃料を入れる前に、給油口と燃料バルブが締まっていることを確認し、事前に購入しておいた純正のリュブリカントを注入穴から2,3滴注入後、ゆっくりとポンピングしてみます。押し込み時に適度な抵抗感があり、かつ押し込んだポンプノブが勝手に押し出されることもないようであれば問題ないと思われます。

また、燃料タンクが空であることを確認したうえで、しばらくポンピングして燃料タンク内の内圧を高めてから、燃料バルブを開けてみます。するとプシュッとジェネレーターの先端部分から燃料タンク内の空気が排出されるはずです。

タンク内に圧力をかけられない場合は、2つの可能性がありそうです。

1.ポンピングで空気をタンク内に圧入できない(入れられない)

よくある原因は、ポンイングノブの先にあるポンプカップの劣化、破損によって空気が入れられなくなってしまうこと。ポンプカップは300円程度で販売されているので、これに交換すれば治りそう。

ポンプカップの交換手順は413Hの日本語マニュアルにも記載されているので、迷うことなくできるかと思います。

2.圧力をタンク内にとどめておけない(出て行っちゃう)

もう一つの現象としてポンピングして空気をタンク内に送り込んでも、それが出て行ってしまう可能性。これは、燃料キャップのパッキン不良や、燃料バルブがきちんと締まらないなどの原因が考えられそうです。どこから漏れているかを石鹸水などを使って確認する必要がありそうです。

入れられない/出て行っちゃうの両方の原因ともなり得る原因としてチェックバルブの固着も疑われます。チェックバルブはタンク部とポンプ部の間にあり、ポンプ部からの空気を通し、タンク部からの空気を出さない弁のような働きをしているそうですが、この動きが悪くなると、上記のような現象が起きるようです。固着している場合は、チェックバルブを交換する必要があります。(チェックバルブ単体での販売はなく、エアーステムとのセットで約1,800円程度するようです。

さらに、このチェックバルブは専用の工具で取り外さないと失敗する(ねじ山をなめてしまう)ことがあるようで、この専用工具も1,650円ほどするようです。

最後に、タンク内の圧力を上げた状態で、燃料バルブを開けて、ジェネレータの先から空気が噴出されるかを確認します。燃料が入っている場合は、ジェネレータの先から燃料が噴出されるはずなので先を瓶や缶の中に入れるかしておいた方が良さそうです。噴出されない場合はジェネレータの中が詰まっているのかもしれません。

414のジェネレータは413とは品番が異なるので注意です。4,400円ほどのようです。

着火して正常に燃焼するか確認する

ここまで確認できれば、ようやく燃料をタンクに入れて着火テストを行います。

マニュアルに記載されている手順に従い、メインバーナーに着火し、正常に燃焼するかを確認します。正常に燃焼していれば、サブバーナーにも着火し、同じく正常に燃焼しているかを確認します。

正常に燃焼しているかは下記の点を確認すれば良さそうです。

炎の色は青く安定しているか?

正常に燃焼していれば炎は青いはずです。赤ければ不完全燃焼をしており、どこかの調子が悪いと疑う必要がありそうです。ただし、ポンピング不足でも不完全燃焼は発生するようなので、燃焼中に追加でポンピングをして様子を見てみる必要がありそうです。

炎がどこから出ているか?

正常であれば、バーナーリングの周囲から青色の炎が出ているはずです。

ジェネレータ先端部から火が出たり、バーナーボウルの下から火が出たりする不具合が起きやすいようです。

ジェネレータ先端部から火が出る場合はジェネレータの分解清掃、または交換が必要となりそうです。

バーナーボウルの下から火が出る場合は、バーナーボウル下にあるセラミックシートが破損していることが考えられるのでこれを交換してみる必要がありそうです。単体では売ってなさそうなので以下のようなバーナーリングセットを購入することになりそうです。1650円くらい。

長時間でも安定しているか?

着火してしばらくは青い炎で安定していても、10分程度で赤い炎が出てくるケースがあるようです。ポンピングすれば青い炎に戻るようですが、本来はそんなに頻繁にポンピングしなくてもよいようです。

これは、燃料タンクに加圧はできるものの、じんわりとどこからか圧力が逃げてしまっていることが原因のようです。燃料キャップ、燃料バルブ、ポンプ部などから少しずつでも空気が漏れ出ていないか書くにして対処する必要がありそうです。

これでパワーハウスを使いこなせそう

繰り返しますが、まだ手元にコールマン パワーハウスは届いていません。すべてイメージトレーニングです。

物理的にパーツを準備していない故障であればすぐに修理はできませんが、何をすればよいかはだいぶ明確にできた気がします。

パワーハウスが届くのが楽しみです。

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