入手困難 ラーテルワークスのヴァルテント2で早速お泊りキャンプ

アウトドア

8月末の再出荷以降、またまただんまりを決め込んでいるラーテルワークスですが、8月20日のヴァルテント2再販時に購入でき、予定より少し早い11月4日にヴァルテント2が手元に届きました。

週末の6,7日の天気予報は雨、新しいヴァルテント2を張りたくてうずうずするものの、雨の中、勝手の分からない新幕で強行するのも気が引けていたのですが、5日の時点での天気予報を見ると週末の雨が少し遅くなり、土日は天気が持ちそうになったので、急遽キャンプ場を予約してヴァルテントの初張りをしてきました。

まずは自宅で開封の儀

取り急ぎ、不足している付属品がないか確認も兼ねて自宅にて開封して内容物を確認します。

ヴァルテントの外袋はこんな感じ。外袋にもコンプレッションベルトっがついており、ギュッと締めることができます。

袋の中からヴァルテント本体を取り出します。ぐるぐるとまかれた本体にも2本のコンプレッションベルトがついております。勝手に広がったり、ある程度膨らんでしまったのを絞るのに有用な装備です。なくさないように注意したいです。

巻いていた本体を開いてみます。下から、インナーテント、フライシート、グランドシート、ポール袋、付属品ケース(ペグ、ハンマー、ロープ)が入っています。

付属品ケースの中身は、整列されたペグが17本、ハンマーが一本、自在付きロープが10本、袋に入ったデイジーチェーン1本とその両端にカラビナがついていました。ロープはフライシートにつけたままにしたので、このポケット部には、ガイロープだけを入れている状態になりました。

あと、写真付きの説明書も1枚付いていました。

さっそくキャンプ場でヴァルテント2を張ってみる

まずは、グランドシート代わりのブルーシートを敷いてその上にテントを広げます。ヴァルテント2には、グランドシートが付属しますが、インナーテントの床面積分しかないので、フライシート全体を広げるには小さすぎます。また、ヴァルテントのリビングをお座敷仕様で使うので全体をカバーできるサイズのブルーシートを使うことにしました。ブルーシートに比べると付属のグランドシートは薄っぺらくて頼りなくも感じてしまいます。

本体下部6か所のペグダウン

マニュアルにある通りにペグダウンをしていきますが、まず最初に迷ったのが、どのループをペグダウンするのかが分かりにくかったです。設営時にペグダウンするのはグレーのループとなります。

ヴァルテントにはビルディングテープがついてありますが、以下のような色の組み合わせになることを頭に入れておく必要があります。黒が左右、赤が前後、グレーが斜めです。

最初にペグダウンする場所ですが、アーチポールのスリーブ、本体左の窓(窓横のラーテルワークスのロゴは左にしかないので)を目印に、ペグダウンするループを探し出しました。

そこから、左右のガイドである黒色のビルディングテープをたどって本体右側のループをペグダウンします。その後は前後のガイドである赤色のビルディングテープをたどって本体前のループをペグダウン、本体後方のペグダウンをしていきます。

なおペグダウンする際には、コンプレッションベルトは一番短くなるように絞っておいた方が良さそうです(伸ばしておいて後から絞ると、しわができやすいように思います)。

アーチポールの差し込み

メインポール立ち上げ前に、後部のアーチ状のスリーブにポールを差し込みますが、これが新品だからかすごく挿入しにくかったです。スリーブの長さが長いことと、完全に覆われているため抵抗が大きく、差し込むのに時間がかかりました。

メインポール、サイド・フロントポールの立ち上げ

メインポールは高さ調整ができるようなタイプになっていましたが、一番高くなる長さでちょうど良さそうです。メインポールもアルミ製で軽量なので一人でも難なく持ち運び、立ち上げ出来ました。

マニュアル通り、サイドポールも立ち上げ、ロープでペグダウンしていきます。一人でもできそうですが、左右1人ずつで対象に進めていくと早くできそうです。

フロントポールは正面方向と、斜め前方向にガイロープで固定しますが、先に斜め方向に緩めに張っておき、正面方向に張ってやった方が綺麗に張れるように思われます。

インナーテントの取り付け

ヴァルテントにはポリコットンのインナーテントが付属しています。これは吊り下げ式になっているので、ヴァルテントのフライシートにあるリングにインナーテントのフックを引っかけていくだけで設営できます。

後ろ側からフックをかけていきます。まずは、後部の2か所

中段には11個ひっかけるところがあります。下側から付けていく方が生地に負担が少なそうです。

最後に、7か所のフックを引っかければ完成となります。(写真撮り忘れ。公式ページより拝借)

インナーテントの取り付けは、直感的に簡単に取り付けることができました。

ヴァルテント設営まとめ

初めてで少し戸惑いながらの設営でしたが、一人設営でだいたい50分くらいで設営できました。(ガイロープの取り付けもあったので、次回はもっと短縮できると思います)

今回張ってみて気を付けたいポイントは以下の3点

  • 素早くペグダウン用のループを見つけ出すこと
  • 全部のコンプレッションベルトは占めた状態でしっかりビルディングテープを張って設営すること
  • フロントポールは、まずは斜め方向から固定すること

ペグダウン場所は、テントを畳むときに次回の設営時を考慮して畳んでおくことと、ビルディングテープの色の意味(黒:左右、赤:前後、グレー:ななめ)を覚えておくことで、早く見つけることができるかと思います。

ヴァルテント2に泊まって良かったところ

垂直な壁で端まで広々

ヴァルテントの最大の特徴であると思う垂直に切り立った壁。この効果は大きく、端っこまで室内として利用することができます。この広々した感じは一度体験すると他のテントは窮屈に感じそうなくらい効果が高かったです。

天井の低さは思ったより気にならない

ヴァルテントの最も高いところは、インナーテントの出入り口部で、230cmほどあるので十分な高さですが、そこから前方に向けて傾斜していき、前方端の高さは160cmとなっています。身長180cmの私は、前方に近づくにつれ背をかがめていかなければならなくなります。確かに直立していては頭が天井に当たってしまいますが、のれんをくぐるような感じで少しかがむくらいで十分移動できました。腰をかがめたりする程でないので、腰へ負担を与えることもなく移動できました。

1つのジッパー開閉でドアを開け閉めできる

ヴァルテント2のフライは前後左右がフルクローズ、メッシュ、オープンとすることができます。

以前使っていたハイランダーのグランピアンでは、出入りをするためには、メッシュ地のジッパーを開けて、フライ地のジッパーを開けて、と2つのジッパーを開けて、ようやく出入りできました。

ヴァルテント2では、メッシュ地の一回り内側にフライが取り付けらえているため、メッシュ地のジッパーを開けるだけで出入りすることができます。(文章で伝えにくい、、、)

左側の上部まで開けているのがフライ地のジッパー。その外(右)側にメッシュ地のジッパーがあり、こちらだけを開け閉めして出入り可能

ヴァルテント2に泊まって何とかしたいところ

雨の音がうるさい

今回、夜から天気が悪くなり、予報を裏切り雨が降ってきました。しっかりとサイドポール、フロントポールを張ることで、フライシート上に雨が多くたまるようなことは抑えられているのですが、どうしてもある程度はたまってしまいます。

ある程度水がたまると、落ちていくのですが、壁が垂直になっているため、たまった雨が一気に、下に広がるヴァルテントのスカート部に落下します。このときに結構な音がして、倒壊したか?とびっくりしてしまいました。

垂直な壁ではなく、少し傾斜していればもう少し静かに滑り落ちてくれるのでしょうが、、、雨天時のために、この対策を考えたいと思います。

インナーテントは奥行方向には寝れない

ヴァルテントの仕様としては、インナーテントの出入り口部に足を向け、奥側に頭を向けて寝ることで4人寝れるとしていますが、実際この向きで寝ると、180cmの私の場合、顔の前にインナーテントの生地が来てうっとおしい限りです。少し当たります。

なので、出入り口に対して並行に横向きに寝ることにしました。我が家は子供含め3人なので十分ですが、大人4人は厳しいと思います。

手前(写真下)が出入り口

前方中央のフックにデイジーチェーンを張るとテントがたるむ

テント前方部分のフライシートの内側には、インナーテントを吊り下げるのと同じようなリングが3つ(左右中央)付いています。付属のデイジーチェーンを使って、メインポールの上部と、テント前方の中央部をつないでランタンを吊るそうとしました。

左右にはフロントポールがあるのでしっかりと重さを支えてくれますが、中央部には支えがないため、あまり重たいものを吊るすと、ヴァルテントの四角い天井がたわんでしまい少し不格好になってしまいます。(逆に雨天時にたるませて雨水の流れ道を作るのもありかもしれないとも思いました。)

うちでは、片方の壁側に荷物やテーブルを寄せて、反対側に向けてデイジーチェーンを張るようにしました。

ヴァルテント2を早く使いこなしたい

まだ1回しか使っていないので良いとこ、悪いとこまだまだ見えてきていませんが、冬キャンプを通して使いこなしていきたいと思います。

次回は、テントの畳方について検討したことをご紹介したいと思います。

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